まずその前に、これをご覧下さい。影郎DWポイズンⅢ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f7/39dd35825adc090cc1f35e2e8e6fd782.jpg)
職人さんがこんな感じに一つ一つ手作りで仕上げてます。
機械加工では出来ない熟練した手作業のなせる業ですネ!
手作業。これからご紹介するマコト眼鏡の眼鏡もそうです。
ここでちょっと現在流通しているプラスチックフレームについて触れますと。。。
現在のプラスチック眼鏡の多くは通称”セル”といってますが、実はアセテートといって
酢酸綿の加工で出来た樹脂。
色も綺麗で色々な製造方法にてカラーバリエーションの組み合わせも豊富。
加工時の切削くずで発火したりしないので大量生産が可能。
だから現在のカラフルな色合いの大量に出回るプラスチックフレームはほとんどがアセテート。
長所は上記のとおり。では短所は?
酢酸は吸水するそうです。つまり乾燥と吸水の繰り返しで自然変形がしやすい。ねじれ現象すら起こる。
つまり”何もしていないのに、湿気やちょっとした温度変化で変形する恐れが多い”という事です。
枠入れした時のレンズへのストレスも相当な変化を及ぼす事でしょうネ。
さて、セルロイド。これは昔からあるプラスチックフレームで、昔はほとんどがこのセルロイドフレーム。
先に短所。
セルは別名ニトロセルロース(硝酸綿+樟脳)って素材なのですがニトロ、つまり火薬の原料と同じ科学素材。
だからちょっとした切削くずにも簡単に引火してしまうという危険なもの。
だから材料を製造する工程も低温で出来る加工のみ。色合いも制約されるし大量生産なんて不可能。
なぜかというと、機械化した大量生産ラインで機械などのちょっとした火花にも引火して大火事になってしまう
恐れがある。だから職人による一つ一つが手作業という非効率的な低生産性なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/da/3eb64c4e4ceb51dc48aa18b98ae52573.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d0/f719754c6e13c987dbb97736ae1d989e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/bf/4468bd873ad8120effc23be324b74287.jpg)
なら、なぜそれでもその非効率的なセルロイドを使おうと思うのか?
そこに日本の眼鏡職人のスピリッツを感じるのです。
それは、
セルロイドがまず、硝酸綿+樟脳で加工された天然素材である事、そして樟脳(可塑剤)が撥水性があるため
素材の呼吸がしにくいので歪やねじれが起こりにくい。
そのため硬化でフレーム本体が細くてしなやかでもしっかり中のレンズをホールドしてストレスをかけないように出来る。つまり、枠入れした後のレンズの歪が出にくい。
これこそが精度を要求される光学レンズを入れる器に最適だと判断される点と、
ユーザーにフッティングした後にフレームが広がりにくいという特性がまさに最大の長所。
ファッションはとても大事であるが、その前に安定した枠精度を要求されるフレームであれ!
という職人気質な素材なのです。
そのための人的な労力を惜しまないという職人スピリッツが要求される素材なのです。
今時こんなローテクな作業を要求される素材なんてナンセンス・・・・
そうでしょうか?
なんでもそうですが、すばらしい作品には常に並々ならぬ労力と努力、拘りがあるものなのです。
本物の”セルロイドフレーム”を是非お試しあれ!
天聴も少しずつですが皆さんの為に素材本位のフレームをご用意していきたいと思います。
乞うご期待!
次回は恐竜博物館ぞな。 (^ .^)y-。o0○
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f7/39dd35825adc090cc1f35e2e8e6fd782.jpg)
職人さんがこんな感じに一つ一つ手作りで仕上げてます。
機械加工では出来ない熟練した手作業のなせる業ですネ!
手作業。これからご紹介するマコト眼鏡の眼鏡もそうです。
ここでちょっと現在流通しているプラスチックフレームについて触れますと。。。
現在のプラスチック眼鏡の多くは通称”セル”といってますが、実はアセテートといって
酢酸綿の加工で出来た樹脂。
色も綺麗で色々な製造方法にてカラーバリエーションの組み合わせも豊富。
加工時の切削くずで発火したりしないので大量生産が可能。
だから現在のカラフルな色合いの大量に出回るプラスチックフレームはほとんどがアセテート。
長所は上記のとおり。では短所は?
酢酸は吸水するそうです。つまり乾燥と吸水の繰り返しで自然変形がしやすい。ねじれ現象すら起こる。
つまり”何もしていないのに、湿気やちょっとした温度変化で変形する恐れが多い”という事です。
枠入れした時のレンズへのストレスも相当な変化を及ぼす事でしょうネ。
さて、セルロイド。これは昔からあるプラスチックフレームで、昔はほとんどがこのセルロイドフレーム。
先に短所。
セルは別名ニトロセルロース(硝酸綿+樟脳)って素材なのですがニトロ、つまり火薬の原料と同じ科学素材。
だからちょっとした切削くずにも簡単に引火してしまうという危険なもの。
だから材料を製造する工程も低温で出来る加工のみ。色合いも制約されるし大量生産なんて不可能。
なぜかというと、機械化した大量生産ラインで機械などのちょっとした火花にも引火して大火事になってしまう
恐れがある。だから職人による一つ一つが手作業という非効率的な低生産性なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/da/3eb64c4e4ceb51dc48aa18b98ae52573.jpg)
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なら、なぜそれでもその非効率的なセルロイドを使おうと思うのか?
そこに日本の眼鏡職人のスピリッツを感じるのです。
それは、
セルロイドがまず、硝酸綿+樟脳で加工された天然素材である事、そして樟脳(可塑剤)が撥水性があるため
素材の呼吸がしにくいので歪やねじれが起こりにくい。
そのため硬化でフレーム本体が細くてしなやかでもしっかり中のレンズをホールドしてストレスをかけないように出来る。つまり、枠入れした後のレンズの歪が出にくい。
これこそが精度を要求される光学レンズを入れる器に最適だと判断される点と、
ユーザーにフッティングした後にフレームが広がりにくいという特性がまさに最大の長所。
ファッションはとても大事であるが、その前に安定した枠精度を要求されるフレームであれ!
という職人気質な素材なのです。
そのための人的な労力を惜しまないという職人スピリッツが要求される素材なのです。
今時こんなローテクな作業を要求される素材なんてナンセンス・・・・
そうでしょうか?
なんでもそうですが、すばらしい作品には常に並々ならぬ労力と努力、拘りがあるものなのです。
本物の”セルロイドフレーム”を是非お試しあれ!
天聴も少しずつですが皆さんの為に素材本位のフレームをご用意していきたいと思います。
乞うご期待!
次回は恐竜博物館ぞな。 (^ .^)y-。o0○