「マチナカ時計」その33~新田町
評価5
再読(前回2017年1月8日)。
名著「名画を見る眼」の続編。モネからモンドリアンまで、印象派からフォーヴィズム、キュビズムを経て抽象絵画にいたる近代絵画の巨匠14人の14作品を取り上げて、作品成立の背景やその意味するところを明らかにしながら近代絵画の歴史をたどる力作!
美術に疎い人でも理解できるように平易な言葉で綴られていて、とても読みやすいです。ゴッホやピカソ、抽象絵画を理解したいと思うなら是非一読を!
①パラソルをさす女(モネ)1886年
②ピアノの前の少女たち(ルノワール)1892年
③温室の中のセザンヌ夫人(セザンヌ)1880年 ※キュビズムの出発点
④アルルの寝室(ヴァン・ゴッホ)1889年
⑤イア・オラナ・マリア(ゴーガン)1891年 ※綜合主義
⑥グランド・ジャット島の夏の日曜日の午後(スーラ)1886年 ※点描主義
⑦ムーラン・ルージュのポスター(ロートレック)1891年
⑧眠るジプシー女(ルソー)1897年
⑨叫び(ムンク)1893年
⑩大きな赤い室内(マティス)1948年 ※フォーヴィズム運動
⑪アヴィニョンの娘たち(ピカソ)1907年 ※キュビズムの誕生
⑫私と村(シャガール)1911年
⑬印象・第3番(カンディンスキー)1908年
⑭ブロードウェイ・ブギウギ(モンドリアン)1943年