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評価5
皆さんご承知の通り、序盤は西軍が優勢だったが多数の寝返りや傍観者が出て、最後は小早川秀秋の加担が決定打となって東軍の勝利となり徳川幕府成立へと歴史は動き始める。
混乱期における権謀術数は常なるものではあるが、日頃の石田三成のちょっとした振る舞いや諸将に対する態度が旧豊臣家家臣団の不信感を招いたことを考えれば「なんとも恐ろしいこと」では、あ、る。
著者の描き方によれば、毛利や島津が没落する機会は何度もあったのだが、この二藩が関ヶ原で生き延びたことが明治維新へ繋がることを思えば「歴史の運命的なもの」を感じざるを得ない。
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