評価5
再読(前回2017年8月19日)。
家を飛び出して大阪に辿り着いたシュウジは知り合いのアカネと再会するが、アカネの情夫から性的虐待を受けていた少女とアカネと結託して男を殺してしまう。二人のおかげで東京に逃げ延びたシュウジは新聞販売店で働き始めて安定した暮らしを始めたとたん、同室の男に給料を盗まれたことをきっかけに店を飛び出してしまう。その後、同郷のエリと再会を果たすが、ここにも精神的な安住を見出すことができなかった・・・
あまりにも理不尽な出来事のオンパレードに最後は涙を禁じえなかった。
心優しいシュウジの奈落への「疾走」に心が痛む。
最後の最後で「救い」があったと、は、思うが、あまりにもシュウジが気の毒でならない。
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