評価4
再読(前回2020年7月17日)。
小学校でいじめにあっていた岩館まりもと小さい頃の出来事がトラウマとなり異性とのコミュニケーションに問題を抱えていた看護師の大沢貴子が、石狩湾にある志渡銀二郎の牧場「シルバーランチ」で出会い、成長して行く過程で自身の抱えていた悩みを克服して行く物語。
メインは馬の耐久レース「エンデュランス競技」の中で、最も過酷だと言われているアメリカの4000メートル級のシエラネバダ山脈で行われる160㌔レース「テヴィス・カップ・ライド」に15歳になったまりもが愛馬のサイファと出場し、途中の断崖絶壁の急斜面を横切り、峰の上をひた走り、さえぎるもののない炎天下を歩み続けてついにゴールする場面だ!
貴子や志渡の献身的な支えと限界を超えた疲れをものともしないまりもの精神力がついに愛馬サイファをゴールへと導く!久し振りに読んだ感動の一冊!
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