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評価3
再読(前回2020年12月20日)。
九州の水郷都市・箭納倉(やなくら)で3人の老女が突然姿を消して数日後に戻ってくるという謎の失踪事件が発生。姿を消していた間の記憶はないという。そしてある時、全ての街の人々が消滅してしまう。
学生時代の恩師の許を訪ねていた塚崎多聞は恩師とその娘、地元新聞記者とともに真相の究明に乗り出すが、4人が見たものは農協倉庫の貯水槽に佇む「盗まれた」人々の姿だった。
スリラーともホラーとも呼べないような世界観、ま~これが恩田陸ワールドなのかもしれないが、どうも私にはしっくりこなくてこの本を最後に恩田作品を手にしなくなった記憶がある。モデルとなった柳川の雰囲気は伝わった。
人の生とは虚ろなもの、と言いたかったのかな?
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