今回のロシアによるウクライナ侵攻について、このブログで少しばかり言及してみたのだが、背景に焦点を当ててしまったため、ロシアを擁護しているようなニュアンスになってしまっている。
反省です。僕はあくまで絶対平和主義ですから、ロシアによる戦争遂行に反対しています。その前提中の前提を抜きにして、背景だけを述べてしまうだけでは、片手落ちどころか、反対の立場にさえ見えます。
ちょっとtwitterを引用します。
憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。
— 志位和夫 (@shiikazuo) February 24, 2022
日本ではすでに憲法9条を否定する言説と結びつける者がいます。勘弁してくれよ!
もう少し背景を僕なりに指摘します。
ロシアという国は戦争で痛い目にあってきた歴史があります。近代になってということであれば、ナポレオンとヒトラーに侵攻され、蹂躙されています。ですから、ロシアという国の心理の奥には、他国からの侵略を恐れていて、その恐れが国の中核にあるはずです。
そう考えると、ウクライナが米英についてしまうことの恐れは尋常ではないはずです。それを振り切るための戦争。もちろん戦争などしなければいいのですが、この国家的強迫神経症がそうはさせないのではないかと疑っています。そして、この強迫神経症を強化する戦略をとっていたのが米英であることは間違いないです。
一見ロシアは強いように見えますが、この強さが強迫神経症の裏返しではないかということです。そして、どしてウクライナが強硬なのかといえば、米英が後ろ盾になっているからです。NATOに入れば、日本のようにみかじめ料を取られるというのに。日本ほど酷くないにしてもです。ちなみにバイデンの息子はウクライナでビジネスを展開しているとのこと。なんだかイラク戦争の時を思い起こす。
ついでにアメリカはロシアとの約束を破った過去があります。ワルシャワ条約機構が無効化した後、米国は旧ソ連側に武装配備をしないと約束しましたが、ハンガリーなどに中距離弾道ミサイル配備を行いました。米国はロシアからみれば嘘つく国なのです。そして、今回も同様の事態になるのではないかと疑心暗鬼なのでしょう。
と色々あるのですが、戦争には反対します。無辜の民が犠牲になることに反対します。