生徒玄関前の庭木に、エゾシャクナゲとツツジの木が植えられています。
ところが、その一部にウドが侵入し、春先、ポッカリと穴が開いたようになっていました。
春、ちょうど食べごろだなって思っていたのですが、収穫の時期を逸してしまいました。
その後、ウドは成長し、どんどん大きくなりました。
始めは、葉が緑色だったので、周りと同化していました。
月日が立ち、やがて夏になり、地味な花が咲きました。
季節は巡り秋になり、ツツジの葉が散り（エゾシャクナゲは常緑樹）、
ウドの葉もすっかり散ってしまいました。
近づいてみると、２メートル以上に成長したウドの茎は、弱弱しく倒れていました。
茎を手に取って、折ってみると、くにゃ～と曲がって・・・なんとも弱弱しい限り。
断面を観ると、なんと中空じゃないですか！！！ホ～～～知りませんでした。
これじゃあ、建材に使えないわけだ～！
だから、「独活の大木」っていうことわざが生まれたのですね。
「独活の大木」とは、
ウドの茎は、地上に出る前の若い芽の状態が食用になります。
小さいとき、私はあまり好きではなかったのですが、
大人になってからは、春の山菜として楽しめるようになりました。
成長したウドは柔らかくてとても弱いため、
食用としてはもちろん、建物の資材にも使えなくなってしまうのだとか。
このことから、「ウドの大木」という言葉は大きく成長したウドを人間に例えて
「体ばかりが大きく役立たずなもの」という意味合いになったそうです。
なんだか少し切ない気持ちになりますね。
来年は、春のうちに収穫して調理したいと思います。
というわけで、今日の給食は、
スパゲッティーミートソース、野菜とチーズのサラダ、牛乳でした。
今日も、おいしく頂きました。
ご馳走様でした。
独活とスパゲッティー・・・なんの関係もないね。
