大阪府のとある中学校長の発言が世の中に大きな波紋を広げています。
ニュース等の番組では、二人以上子供を産めなんて酷い。
中学生に言う話じゃない。
学校長として失格。
みなさんは、このニュースに対してどう感じましたか?
多くは論外であると結論付けます。
その通りですから。
なぜか。
それぞれの理由があり、プライベートな問題なので干渉して欲しくない。
この話題については、そう感じます。
但し、涼風としての意見は、この話題に触れる前提としてお話しします。
何人産むとかではなく、日本人として生まれ、この社会を住みやすくする。
次の世代に対する責任がすべての日本人に与えられているということ。
国民のすべてが人として認められていない、男尊女卑なんて時代が横行していたこと。
そんな辛い時代を乗り越えて、世界でも日本という国が認められたこと。
敗戦国が短期間で、ここまで成長することは稀であること。
そんな時代に逆戻りせず、この世の中を、次の世代の子供たちに感じさせてあげようとする努力。
祖先から現代に至った場合、現在の自分が祖先の供養や、辛かった時代に彼ら彼女らは自分に何を託していたのか。
子孫繁栄のことになるとすぐ学識者は、辛かった戦時中の話題を取り上げますがそれは違います。
自分が亡くなった時、それを見守る誰かが社会には必要であり、祖先のお墓は誰が供養するのか。
死んだから社会的責任はなく、役所が司法に基づき手続きすればいいじゃなか。
そんな考えこそ大きな問題だと考えます。
今一度言いますが、何人産むとかじゃなく、世の中を良くするためには大切な人が必要であるということです。
人もいないのにどうやって財源を確保するんでしょうか。
現在、社会では企業が深刻な人材不足で悩んでいます。
少子高齢化は以前から言われていました。
年金受給の先延ばし、年金受給額のカット。
その他人口の減少による問題は沢山あります。
自分の主張を言っても、何を言っても子供たちがそこに誰も居なければ社会は壊滅します。
そのことを誰か論破できますか?
この国は、いつしか大事なことを教えなくなった気がします。
自分の周りを見てください。
結婚しない人。
子供がいない人。
多くないですか?
良い悪いじゃなく、政府が子供たちの政策を建てても無関心なんじゃないですか?
シングルライフという選択をみんなが選べば、小さな子供だって50年後に何人残るか知ってます。
苦しくても恥を忍んで子供を育てた人。
綺麗な服、おいしい食べ物を食べる機会も少なく。
でも、誰もが買いたい、着たい。
だからシングルライフ。
こんな言葉を聞いたことがありました。
勿論、全部が当てはまるなんて思っても居ません。
一人だと普通に食べれますが、家族だとガストにだって行けない人がいます。
この国において餓死する人がいるのですから。
このまま突き進んだ場合、極論を言うと、その先に見えるものは戦争しかありません。
これでは昔のままじゃないですか。
私が言いたいことは、世の中を大事にすること、それを継続することは私たちの時代だけじゃ成り立たないということです。
私の意見はここまでとして、本題に入ります。
今回は違う視点から考察してみました。
ここ最近の子供に対する話題は何か?
高齢者施設における施設の問題。
きちんとしたケアが受けられない。
育児休暇を夫も取得すべき。
保育所不足問題。
待機待機児童の問題です。
授業料無償化。
その次に問題発言の校長先生です。
家族という構成が満たされていないと満足な老後が保証されず、保育施設に係る経費も策定しずらく、子育てに苦しむ。
だから、戦後日本のような活力を見出そうという流れにも見えます。
何れにしても人材となる、子供が必要なことが考えられます。
それとは真逆なニュースもあります。
社員ではなく、契約社員。
年200万に満たない収入。
だから結婚できない。
自分だけで生活が大変。
子供が誰かに殺される。
子供がいじめを苦に自殺する。
子供がいると良くないことがような感じがしてしまいます。
結婚という選択肢が難しい現状もあります。
話題として取り上げているのは誰か。
事件事故はニュースだけではありません。
社会構築基盤がぶれていると、しっかりした社会が構築できません。
どこかの政党が人の不幸を煽り、支持層を拡充しようとするように見えてしまうときもあります。
夫婦が共に働くことが良いとか悪いじゃなく、現在は、両方働いて一人分の給料以下。
子供も満足に育てられない大変な状況。
そんな中、子ともが不幸にも加害者になったり、被害者になったりすることも。
核家族化が進み、一人寂しく孤独死する現状。
既に工場等では外国人労働者が大半になっているところもある。
子供二人以上が社会的責任ということより、日本という社会を自分たちがどう支えていくのか。
それを考えること。
それが大切ではないか。
涼風はそう思います。
最後に・・
くれぐれも何かの問題で、子供を授かることが出来ない方を中傷する意見ではありませんのでご容赦願います。
そういう方も周りには何人もおります。
でも、そういう問題は別として考え、これらを社会的問題として取り上げて対策することが必要だと考えます。
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