関西ではマクド、関東ではマック、他の地域の呼び名が話題にならないという点で、既に全国展開していない雰囲気がしていたのですが、客層が一番多い関西、関東をマーケットの中心していることはこれまでは正解でした。
マックの看板を見ることがあっても、ロッテリア、ましてやモスバーガーなんて何処にあるんだと困惑してしまう状態でした。
でも、ハンバーガーにコンビニエンスストアが目をつけた段階で気付くべきでした。
この連中、だまっていると商品に付加価値を付けてスキルアップしてくることを。
コーヒーもそうです。とても100円~とは思えないレベルまで到達しています。
店舗数、味、食感、価格、購入までの時間、出入りの自由度、店内でのテーブル配置、音楽、外からお客様の飲食が見える等、コンビニエンスストアと勝負する土俵でないものもありますが、これらのポイントに勝ってますか?
モスバーガーと比較すれば理解できます。
モスバーガーは儲け重視だけでなく、ゆっくりとくつろぎ、美味しさを追求することをベストとしている感じがします。
ロッテリアも苦戦していますがマックよりもお客様をよく理解しているといえます。
店舗を高級路線にする必要があったのでしょうか。
高校生をターゲットにすると何が失われるのでしょうか。
ハンバーガーは万人のもので特定の人をターゲットにするべきではないと思います。
作業着来た人が普通に入って食べられる店舗は存在するのでしょうか。
地域にあった店舗があってもよさそうなのですか。
コンビには誰をターゲットにしていますか。
そういう商品価値に作り上げてしまったことが敗因ともいえます。
ブルーカラーの人達が「あっ」ハンバーガー食べたかった。
だからコンビニが支持されるのではないでしょうか。
マックの日本法人のマーケット担当者は原点回帰で、横須賀のハンバーガーの店に行ってみて欲しい。
入りやすさ、音楽、味、ボリューム、価格のバランス
なにかバーガーに“ネクタイ”の要素は必要なのかということを。
コンセプトのない商品は価値がなく永くお客様には支持されません。
“おもちゃ”は二の次です。
CMでオモチャが貰えるを連発する度に売り上げが落ちていくように思えます。
ポケモンに他力本願でもいけません。
それらのお金は商品開発とお客様に注いで下さい。
アメリカンでもなく、ジャパンでもなく、ただ駅等の一等地で売り上げが伸び、一番近いからマックで済ませようとしたことに気付くべきです。
食品を取り扱う企業が食品のクォリティを粗末にしないで欲しいと願います。
でも、社員を大切にしていない企業は結果がこうなるんですよね。
社員から“生の声”が聞こえなくなる。
帰属意識が低いところに良いクォリティは生まれません。
また、意外性は出来上がりまでの“時間勝負”でもありません。
ドライブスルーの味気の無いサービスも、どうなんでしょうかね。
車内で食べる前提だったら、折りたたみ式の簡易トレイをサービスし
て欲しいものです(シートに固定できるやつね)。
マックで子供や大人のエプロン、トレイを販売してもいいんじゃないですか(本来これにキャラなんですが)。
高齢化に向けて、そろそろ日本から和食マックの出番だと思うのですが。
へんなカルフォルニアロールじゃなくて、“ジャパンマキマキ”で手巻きバージョンの寿司ネタ勝負でアメリカを驚かせて欲しいとも感じます。
寿司は鮮度が大事ですが、ここは企業管理で養われていますから大丈夫。
アメリカでは高級なイメージの寿司がマックで格安で、しかも美味しい。
ハンバーガーは肉が基本だけど、国によって進化するんだと。
(醤油はこぼれるから、ジュレが基本ね)
日本でも喜ばれると思いますよ。
えっ?
持ち帰りが不便?
食べるのが大変?
鮮度保存はスーパー見習って下さい。
大きさは一口サイズのものと、スタンダードサイズに別ければ食べやすく、お年よりも喉につまらない。
今は機械ですぐ出来ますから衛生的。
コンビにはハンバーガーをレンジでチンはできますが、寿司は“チン”できません。
そう、その場で作ることは商品が特定されているんですね。全てではないというところがマックの強みになるかもしれません。
暖めはできても、何かと何かを合わせて作るのは不得手で、別の投資をしないとむずかしく、そのためには店舗の大きさが今よりずっと大きくなってしまい、全国展開する上で場所の確保ができなくなってしまいます。
その弱みを理解して強みを生かすべきです。
マックはできるはずです。
でも、これは意外性ですから、本当のクォリティを追求して欲しいと願います。
そして、他とは“そこ”が違うよ“マック”になって欲しいものです。
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