今日から足場の設置作業が始まりました。
今の門の姿は見納めで、次に見られる時はきれいな姿になっていると思います。
京都の世界遺産の一つ二条城がありますが、城内へ入るための東大手門(堀川通り側)が修理工事にともない、素屋根の設置作業が本日から来年の2月28日までの予定で行われています。その間、城内への入場は北大手門(竹屋町通り側)から行われます。
完成がいつかはよく知りませんが、今の大手門はかなり汚れていますので、修理が終わってきれいな姿を見せてくれるのが今から楽しみです。
京都市上京区
「京都御苑」「京都御所」
京都御苑は東西は烏丸通・寺町通、南北は丸太町通・今出川通が囲んだ中にあります。
現在の御苑のある場所は明治天皇とともに、公家らが明治2年(1869年)東京へ移った後、公家屋敷などが広がっていた京都御所周辺は空き家の町となり荒廃し、その後明治天皇は、明治10年(1877年)御所の保存を命じました。これを受けて京都府が火災延焼を防ぐため御所周辺の空き家となった公家屋敷を撤去し、整備したのが京都御苑の始まりで、昭和24(1949年)には国民公園として開放されるようになり、現在では御苑内を災害時の広域避難場所として指定されています。
京都の三大祭りのうち春の「葵祭」秋の「時代祭」はこの御苑から出発し、それぞれ上賀茂神社と平安神宮へ向かいます。
御苑内には京都御所、仙洞御所、京都大宮御所、そして平成17年(2005年)4月に開館した京都迎賓館があり、御苑内には宮家の邸宅跡も残されています。
そのほかテニスコートや公園・厳島神社などがあり京都で唯一の国民公園となっていて、休日は問わず平日にも多くの人が訪れます。
また、御所内は一般には公開されていませんが、春と秋には期間決めて一般公開が行われていて、毎回多くの見学者が訪れます。
ちなみに、京都の人はすべてではないと思いますが、京都御苑そのもの「御所」と呼んでいます。
御所と言えば御苑の中にある京都御所のことを指すようですが、私たちの頭のイメージの中には御所=御苑、となっています。
Camera_Nikon Coolpix P5100
御苑内。烏丸通から乾後もを入って東を見る。
御苑内。 右側は京都御所の西側の塀で先に清所門がある
御苑内の道は広く、すべて砂利道になっています。
御所の西側にある宣秋門。一般公開の時にはここから入ります。
御所の南側にある建礼門。
建礼門の前から東の比叡山を見る。正面の塀は大宮御所。
紅葉のピークはすでに過ぎましたが、まだ楓の色づきが見られました。
御苑全体がこうした樹木に覆われ、ベンチも多数置かれていて市民だけでなく観光客の
憩いの場となっています。
御苑内は樹木も多く、自由に中に入ることが出来ます。
御苑内は宮内庁の京都事務所もあります。