香水の町グラース。そこのフラゴナールという香水会社の工場見学をした。
最初から特に希望したわけではなかったグラースだが、アンリから渡仏前に「グラースは行かないといけないよ。きっと気に入るから」と言った。それでフランスと言えば、「香水の国」だし、その通りだと思い、楽しみにしていた。
フラゴナールの工場見学のガイドツアーを、現地へ行ってから予約した。
詳しい説明を聞いても、フランス語では理解できないことが多いので、ガイドツアーじゃなくてもいいとは思ったけど、アンリ夫妻のおすすめに従うことにした。
10名前後のガイドツアーで、詳しいことまではわからないが、いろいろ紹介しながら見て回るので、興味深かった。
世界から香りの元となるものを集めているらしい。
私が日本人だとわかっていたのか、「日本の香りも調合の一つになっていますよ。何だと思いますか?」と質問された。
日本の香りといえば、なんだろう。
いくつか浮かんだ。でもフランス語で出てこなかった!!!
それは、きんもくせいだった。きんもくせいが日本のオリジナルの香りかどうかはわからないが、確かに「ああ、もう秋がきたなー」と楽しめる香りだ。
フラゴナールでは、その年の香りがあるらしい。この年は、「イリス」(アヤメ?菖蒲?)だった。
フランスを象徴するものとしての位置づけの香水なので、私はいくつかリーズナブルなオーデコロンと石鹸を買うことにした。
フランスと日本の香りの好みの違いは、湿度によるものが大きいと思う。
乾燥しているフランスでは、少し甘い、強いものも気にならないのだ。
しかし、この香りを湿度の高い日本ですると、と考えながら選んだ。
やはり柑橘系が無難である。
あまりなじみのない、「chevre fleur」、そして「fleur d’orange」など爽やかなものを選んだ。
今年の香りも入れておこう。あとはいつだったか、その年の香りがミモザだった時に、セシールが送ってくれたのがとてもよかったので、それもひとつ。
アニエスは、ルームフレグランスを買っていた。
私はこの時は買わなかったが、2019年のクリスマスにパリのお店で一つ買ってみた。
それからこれはとてもお気に入りになったので、また行くことがあれば、と思う。
一つ女性を虜にするという男性用の香水があった。アンリに「これはどう?」と聞くと、肩をすくめるポーズと共に「試してみたが、ダメだった。」と茶目っ気たっぷりの答えが返ってきた。
今日は、このまま帰路に。
明日は、アンティーブ観光だ。
アニエスは、ボランティアのため、アヴィニョンに日帰りするので、アンリ1人にお世話になることになっている。