いきなりですが【スコトーマ】という言葉を知っているでしょうか?
眼科(医学用語)でいう盲点のことで、ギリシャ語が語源です。
ここでは、前回紹介したルー・タイス(心理学者であり世界的コーチ)が心理学用語として使い始めたこともあり、【心理的盲点】のことを【スコトーマ】といっています。
では、【心理的盲点=スコトーマ】とは何か?
皆さんは、何か一つのことに集中していて他のことが見えなくなってしまったなんて経験はないですか?
例えば、TVに夢中になっている時、その前に置いてある物が目に入らなかったとか、声を掛けられたのに気が付かなかったなど、そんな経験があると思います。
つまり、
人は【重要なものしか見ていない】のです。
この説明を読んだ皆さんは、重要なものが見えているのだから何も問題なはないのでは?と思ったのではないでしょうか。
そう、そこが問題なのです。
言い方を変えると【重要なものしか見えない】です。
ピンときたでしょうか?
では、次の例ならどうでしょう。
ある人にはチャンスが見えている。
ある人には問題の解決策が見えている。
しかし、あなたにはそれが見えない。
なぜ、あなたにはそのチャンスが解決策が見えないのでしょうか?
ずばり!
重要ではないと判断したから見えない(スコトーマで見えない)のです。
そんなバカな!
と思ったかも知れませんね。
しかし、あなたの重要か否かの判断しだいで起きる。そういった脳の働きがあるのです。
しかも、このスコトーマは視覚情報だけに限って起こるわけではありません。
聴覚・触覚など全感覚情報に渡って起きます。
あなたが重要ではないと判断したのなら、あなたには見えない。聞こえない。感じない。となってしまう。
とはいえ、TVの例えのようにかえって見えない方が都合のいい場合もあるわけですから、この脳の働きそのものが悪いわけではないのです。
では、あなたにとっての重要とは何なのでしょう。それはどこから来たのでしょうか?
この機会に良く考えてみてはいかがでしょうか。
少なからず自分にはスコトーマがあるのだと先ずは認識することが大事ですよ。
この機会に良く考えてみてはいかがでしょうか。
少なからず自分にはスコトーマがあるのだと先ずは認識することが大事ですよ。
今回、スコトーマを知った皆さんは、いま見ている(見えている)世界が全てではないことに気付いたのではないでしょうか。
そこにあるのに見えていない。言わばスコトーマだらけの世界にいると。
本当は沢山の情報が目の前にあるのですから、もったいないですよね。
一方的な見方から離れ新しい見方で世界を見てみましょう♪
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苫米地式コーチング 認定コーチ補
※キャンディーデート中
叶 廸燈 (かなえ みちひ)
2019.10.05
苫米地式コーチング 認定コーチ補
※キャンディーデート中
叶 廸燈 (かなえ みちひ)
2019.10.05