バーで人待ちをしながらジョウがひとり、カウンターでウイスキーを呑んでいた。
すると、ひとつスツールを空けた左の席から声を掛けられた。
「待ち合わせですか」
女だった。
照明を落としてあるので、何歳ぐらいか見当がつかない。でも、声の感じからして25歳くらいか。どきっとするほどの美人だった。
ダークブラウンのミディアムヘア。黒のブラウスに深紅のスカート。
友人と飲んだ帰りといった風情で、ジョウがこの店に入るときにはその席にもう座っていた。
明るい色のカクテルを頼んでいる。手元には今時珍しいペーパーバック。ミステリー小説か。
バーで読書なんて酔狂なと彼女を見たときに思ったことを思い出した。
ジョウは目顔で頷いた。グラスの縁を中指で弾く。
「そっちは読書? バーで本を読む人を初めて見た」
彼が言うと、ああこれ、といったふうに手元に目をやった。
「バーで一杯やりながら読むミステリは最高よ。あなたはクイーンは?」
「名前だけ」
ふうんと鼻を鳴らして、女は本を閉じた。
カウンターに肘をついて、「ねえ、隣にいってもいい?」と尋ねた。
ジョウが返答する前に、席を詰めて隣に来る。カクテルグラスもいっしょに。
香水の匂いが鼻先を掠めた。
「そうだわ。あなたの待ち人が来るまで、ゲームでもしましょうか」
「ゲーム?」
「そう。ちょうど今この本の探偵が謎解きをしているところだったの。私たちもお互いに推理ごっこをしません?」
たとえば、と女はジョウの横顔に目を当てた。
「あなたはこのホテルに泊まっているお客様。そうね、たぶんスイートルームかセミスイートの部屋に」
ジョウは表情を変えずに訊いた。
「どうして?」
「さっき、支配人が挨拶してたわ。来店したのをバーテンが知らせて、支配人が顔を出してまで挨拶をするのは、よっぽどの上客かスイートの宿泊客だもの」
「なるほど」
「それに最高級の品質のスーツを着ている。それはオーダーメイドでとてもお値段が張るやつだわ。腕時計も、地球のスイスの有名ブランドね。受注販売しかしない会社の」
なかなかの目利きだ。
ジョウは当たりとも外れとも言わず、黙ってグラスを傾けた。
女はより身を乗り出して、ジョウをじろじろと検分した。初対面にしては不躾すぎるほど。
「年は、……飲酒年齢に達してるから20はいってるか。二十ちょっとかしら。落ち着いて見えるけれど、まだ若いわ。職業は、そうね、肉体労働っぽいけれど、スイートルームに宿泊できるんだから、ただのガテン系ってわけがないし」
うーんとそこで初めて首をひねる。
「なんで肉体労働だって?」
ジョウが片方の眉を上げて訊いた。アルコールも入ったせいもあって、なんだか愉快になってきた。この推理ゲームが。
かなりいい線で自分のことを言い当ててくるというのも面白い。
「だって、スーツの上からでも分かるもの。鍛え上げたすごいいい身体をしてる。腕とか太ももとかぱんぱんじゃない。あ、気を悪くしたら謝るけど」
とってつけたように女は目で詫びる。
ジョウはいや、と首を横に振った。
「まあ肉体労働の一種ではあるな」
身体を張る仕事に違いない。クラッシャーという職業は。
「何かのスポーツ選手。野球とか、サッカーとか」
「それは外れ」
「そう? あなたすごく身体が利きそう。でも、肉体労働にしては手が荒れていないのよね。キレイに爪も短くしてある。なんだろう。もしかして、銃器を扱う軍人さんとか」
「それちょっと、近づいたかも」
ジョウが答えると、女は笑った。
笑うとあどけない印象に変わった。目元が優しい感じになる。
「銃器を扱う、の方がヒットしたのか、それとも軍人さんの方か。微妙だわね」
腕を組んで考えに耽る。ジョウは素知らぬ顔でウイスキーを飲った。
ヒントを与えるつもりはないらしい。
女は言った。幾分声のトーンを落とす。
まるで秘密を打ち明けるような口調になった。
「ちなみにあなたの待ち人は女性ね。もしかして恋人?」
「……なんで女性だと思うんだ?」
だって、と女は芝居がかった振る舞いで天を仰ぐ。
「こんな時間にホテルのバーで待ち合わせなんて、しかもこんなグレードの高いバーで、身なりとおかね周りのよさそうな、あなたみたいないい男をこんなに待たせるのなんて、恋人か奥さんでしょうよ。あなたの左の薬指に指輪はない、ということは未婚。じゃあ恋人ってことになるわ」
「さあ。どうかな」
ジョウは口元を歪めるようにして笑った。
「単にさんざんウインドウショッピングして、ヒールで歩き疲れたって言って、でもまだ遊びたりないから外に行こうって、いったん部屋に帰って靴を履き替えてくるってだけの同僚かもしれないぜ。ほんとに自分勝手なわがままなやつかもしれない」
皮肉っぽく、かつ具体的に言うあたりがいやに真実味がある。
「わがままなお姫さまが羨ましいわ。あなたを人待ち顔にさせるなんて」
「どうして俺の待ち人がお姫様だって知ってるんだ? ギャラクシー・ジャーナルの記者さん」
ジョウがグラスをくっと空にして言った。
コトリとカウンターにそれを置く。
女は虚を衝かれて、動きを止めた。
瞬きを忘れてジョウを見つめる。
ジョウはきれいに巻かれた女の長い睫毛を見やった。
「俺の記事を書いてただろ。ギャラクシー・ジャーナルに。クリムソン・ナイツとクリスのヴァルハラ事件のとき。瀕死の重傷を負ったことや、クリスを取り逃がしたことを、わきが甘いだのなんだの好きなように面白おかしく書いてくれてたじゃないか。あれは出版社専属じゃなくて、たしか寄稿してたな。名前は……」
「待って。ちょっと、タイム」
そこでようやく我に返ったというように、女がジョウを手で制した。
「あなた、いつから?」
私が記者だって分かったの。とみなまで言わせるジョウではない。
「そのミステリのペーパーバックには、録音の機械が仕込まれてあるんだろ。中をくりぬいて。不自然だもんな、あんまり。バーカウンターで読書だなんて。
店に入ったときから、どこかで見た顔だと思ったんだ。俺は人の顔は忘れないタチなんだ。それが近影の画素の粗い写真でもな」
ぐいと、ジョウのほうから女に距離を詰める。
女は怯んだ様子で身を引いた。
「今夜はなんでここで張ってた? わざわざ高級ホテルまで繰り出して、また何かゴシップでも探して書くつもりか。
俺はともかく、仲間の――アルフィンのことに一行でも触れてみろ。金輪際業界で記者を続けられないようにしてやる」
ありとあらゆる手段を使ってな、とすごんで見せる。
今夜は、ジョウの誕生日だからとアルフィンが奮発してホテルを予約してくれたのだった。
ミネルバの中ではなく、陸で迎えるジョウの誕生日。彼以上に楽しみにしていたのがアルフィンだった。
あれこれ調べて、ジョウの好みにあったデートプランを立ててくれたのだが。最終的にはアルフィン自身が楽しめる内容になってしまう。
まあ、その辺りはジョウも織り込み済みだからOK。
でも、自分たちのゴシップが狙われているとしたら、話は別だ。潰さなくてはならない。
女は慌ててスツールから降りた。バーテンにお金を払い、逃げるように店を出ていこうとする。そこへ、
「待て、今までのやりとりの録音を消していけ。俺の目の前で」
ぴしゃりと言った。
「そんな大したこと、話してないわ」
「それでもだ。無断で写真も撮ったろ。店に入ったとき。おかしなシャッター音が聞こえた」
「地獄耳」
悔しそうに唇を噛み、女はジョウに言われたとおりにした。
携帯のデータと録音の消去を確かめて、ジョウは女を放免した。
カウンターに一人になって、ようやくウイスキーのお代わりをバーテンに頼んだ。
ちびちびやっているところへ、アルフィンがようやく現れる。
「ごめーん、お待たせ。待った?」
息を切らしている。駆けつけたのか、金髪がほつれていた。
さっきまで履いていたヒールから、サンダルに履き替えていた。
「いや、全然」
ゆっくり飲ってたよとジョウが答える。バーテンとさりげなくアイコンタクトを交わして。
女記者の件は、アルフィンには内密に、と。
「靴を脱いだら靴擦れが出来てて、絆創膏とか探して手当してたら遅くなっちゃったの。ごめんなさい」
殊勝に謝る。ジョウは、スツールから降りてアルフィンの足元にかがみ込んだ。
「靴擦れってひどいのか。大丈夫?」
「うん。サンダルにしたから平気」
二ッコリと笑う。かかとに貼った絆創膏を見せようと、ひょいと左足を上げた。
「ジョウもいい感じにほろ酔いね。何かここで楽しいことでもあった?」
「ん、まあ。そうかな。クイズゲームとかして面白かったよ。久しぶりに」
アルフィンは、バーテンとジョウが問題を出し合ったと勘違いしたのか、へえと興味を持った様子だった。
「クイズって、どんなクイズ?」
「んー。俺の待ち人は同僚か恋人かって、そういうやつ」
「ちょっと。何それ。聞き捨てならないんですけど」
アルフィンの顔つきが変わる。カウンターの中のバーテンに、「ねえ、この人が何て答えたのか教えてくださる?」と真顔で詰め寄る。バーテンはとっさに返答できない。目を泳がせた。
ジョウが声を上げて笑った。
END
ジョウが、アルフィン以外の女性に結構容赦ないことは、6巻・7巻で証明済み。ですね。
すると、ひとつスツールを空けた左の席から声を掛けられた。
「待ち合わせですか」
女だった。
照明を落としてあるので、何歳ぐらいか見当がつかない。でも、声の感じからして25歳くらいか。どきっとするほどの美人だった。
ダークブラウンのミディアムヘア。黒のブラウスに深紅のスカート。
友人と飲んだ帰りといった風情で、ジョウがこの店に入るときにはその席にもう座っていた。
明るい色のカクテルを頼んでいる。手元には今時珍しいペーパーバック。ミステリー小説か。
バーで読書なんて酔狂なと彼女を見たときに思ったことを思い出した。
ジョウは目顔で頷いた。グラスの縁を中指で弾く。
「そっちは読書? バーで本を読む人を初めて見た」
彼が言うと、ああこれ、といったふうに手元に目をやった。
「バーで一杯やりながら読むミステリは最高よ。あなたはクイーンは?」
「名前だけ」
ふうんと鼻を鳴らして、女は本を閉じた。
カウンターに肘をついて、「ねえ、隣にいってもいい?」と尋ねた。
ジョウが返答する前に、席を詰めて隣に来る。カクテルグラスもいっしょに。
香水の匂いが鼻先を掠めた。
「そうだわ。あなたの待ち人が来るまで、ゲームでもしましょうか」
「ゲーム?」
「そう。ちょうど今この本の探偵が謎解きをしているところだったの。私たちもお互いに推理ごっこをしません?」
たとえば、と女はジョウの横顔に目を当てた。
「あなたはこのホテルに泊まっているお客様。そうね、たぶんスイートルームかセミスイートの部屋に」
ジョウは表情を変えずに訊いた。
「どうして?」
「さっき、支配人が挨拶してたわ。来店したのをバーテンが知らせて、支配人が顔を出してまで挨拶をするのは、よっぽどの上客かスイートの宿泊客だもの」
「なるほど」
「それに最高級の品質のスーツを着ている。それはオーダーメイドでとてもお値段が張るやつだわ。腕時計も、地球のスイスの有名ブランドね。受注販売しかしない会社の」
なかなかの目利きだ。
ジョウは当たりとも外れとも言わず、黙ってグラスを傾けた。
女はより身を乗り出して、ジョウをじろじろと検分した。初対面にしては不躾すぎるほど。
「年は、……飲酒年齢に達してるから20はいってるか。二十ちょっとかしら。落ち着いて見えるけれど、まだ若いわ。職業は、そうね、肉体労働っぽいけれど、スイートルームに宿泊できるんだから、ただのガテン系ってわけがないし」
うーんとそこで初めて首をひねる。
「なんで肉体労働だって?」
ジョウが片方の眉を上げて訊いた。アルコールも入ったせいもあって、なんだか愉快になってきた。この推理ゲームが。
かなりいい線で自分のことを言い当ててくるというのも面白い。
「だって、スーツの上からでも分かるもの。鍛え上げたすごいいい身体をしてる。腕とか太ももとかぱんぱんじゃない。あ、気を悪くしたら謝るけど」
とってつけたように女は目で詫びる。
ジョウはいや、と首を横に振った。
「まあ肉体労働の一種ではあるな」
身体を張る仕事に違いない。クラッシャーという職業は。
「何かのスポーツ選手。野球とか、サッカーとか」
「それは外れ」
「そう? あなたすごく身体が利きそう。でも、肉体労働にしては手が荒れていないのよね。キレイに爪も短くしてある。なんだろう。もしかして、銃器を扱う軍人さんとか」
「それちょっと、近づいたかも」
ジョウが答えると、女は笑った。
笑うとあどけない印象に変わった。目元が優しい感じになる。
「銃器を扱う、の方がヒットしたのか、それとも軍人さんの方か。微妙だわね」
腕を組んで考えに耽る。ジョウは素知らぬ顔でウイスキーを飲った。
ヒントを与えるつもりはないらしい。
女は言った。幾分声のトーンを落とす。
まるで秘密を打ち明けるような口調になった。
「ちなみにあなたの待ち人は女性ね。もしかして恋人?」
「……なんで女性だと思うんだ?」
だって、と女は芝居がかった振る舞いで天を仰ぐ。
「こんな時間にホテルのバーで待ち合わせなんて、しかもこんなグレードの高いバーで、身なりとおかね周りのよさそうな、あなたみたいないい男をこんなに待たせるのなんて、恋人か奥さんでしょうよ。あなたの左の薬指に指輪はない、ということは未婚。じゃあ恋人ってことになるわ」
「さあ。どうかな」
ジョウは口元を歪めるようにして笑った。
「単にさんざんウインドウショッピングして、ヒールで歩き疲れたって言って、でもまだ遊びたりないから外に行こうって、いったん部屋に帰って靴を履き替えてくるってだけの同僚かもしれないぜ。ほんとに自分勝手なわがままなやつかもしれない」
皮肉っぽく、かつ具体的に言うあたりがいやに真実味がある。
「わがままなお姫さまが羨ましいわ。あなたを人待ち顔にさせるなんて」
「どうして俺の待ち人がお姫様だって知ってるんだ? ギャラクシー・ジャーナルの記者さん」
ジョウがグラスをくっと空にして言った。
コトリとカウンターにそれを置く。
女は虚を衝かれて、動きを止めた。
瞬きを忘れてジョウを見つめる。
ジョウはきれいに巻かれた女の長い睫毛を見やった。
「俺の記事を書いてただろ。ギャラクシー・ジャーナルに。クリムソン・ナイツとクリスのヴァルハラ事件のとき。瀕死の重傷を負ったことや、クリスを取り逃がしたことを、わきが甘いだのなんだの好きなように面白おかしく書いてくれてたじゃないか。あれは出版社専属じゃなくて、たしか寄稿してたな。名前は……」
「待って。ちょっと、タイム」
そこでようやく我に返ったというように、女がジョウを手で制した。
「あなた、いつから?」
私が記者だって分かったの。とみなまで言わせるジョウではない。
「そのミステリのペーパーバックには、録音の機械が仕込まれてあるんだろ。中をくりぬいて。不自然だもんな、あんまり。バーカウンターで読書だなんて。
店に入ったときから、どこかで見た顔だと思ったんだ。俺は人の顔は忘れないタチなんだ。それが近影の画素の粗い写真でもな」
ぐいと、ジョウのほうから女に距離を詰める。
女は怯んだ様子で身を引いた。
「今夜はなんでここで張ってた? わざわざ高級ホテルまで繰り出して、また何かゴシップでも探して書くつもりか。
俺はともかく、仲間の――アルフィンのことに一行でも触れてみろ。金輪際業界で記者を続けられないようにしてやる」
ありとあらゆる手段を使ってな、とすごんで見せる。
今夜は、ジョウの誕生日だからとアルフィンが奮発してホテルを予約してくれたのだった。
ミネルバの中ではなく、陸で迎えるジョウの誕生日。彼以上に楽しみにしていたのがアルフィンだった。
あれこれ調べて、ジョウの好みにあったデートプランを立ててくれたのだが。最終的にはアルフィン自身が楽しめる内容になってしまう。
まあ、その辺りはジョウも織り込み済みだからOK。
でも、自分たちのゴシップが狙われているとしたら、話は別だ。潰さなくてはならない。
女は慌ててスツールから降りた。バーテンにお金を払い、逃げるように店を出ていこうとする。そこへ、
「待て、今までのやりとりの録音を消していけ。俺の目の前で」
ぴしゃりと言った。
「そんな大したこと、話してないわ」
「それでもだ。無断で写真も撮ったろ。店に入ったとき。おかしなシャッター音が聞こえた」
「地獄耳」
悔しそうに唇を噛み、女はジョウに言われたとおりにした。
携帯のデータと録音の消去を確かめて、ジョウは女を放免した。
カウンターに一人になって、ようやくウイスキーのお代わりをバーテンに頼んだ。
ちびちびやっているところへ、アルフィンがようやく現れる。
「ごめーん、お待たせ。待った?」
息を切らしている。駆けつけたのか、金髪がほつれていた。
さっきまで履いていたヒールから、サンダルに履き替えていた。
「いや、全然」
ゆっくり飲ってたよとジョウが答える。バーテンとさりげなくアイコンタクトを交わして。
女記者の件は、アルフィンには内密に、と。
「靴を脱いだら靴擦れが出来てて、絆創膏とか探して手当してたら遅くなっちゃったの。ごめんなさい」
殊勝に謝る。ジョウは、スツールから降りてアルフィンの足元にかがみ込んだ。
「靴擦れってひどいのか。大丈夫?」
「うん。サンダルにしたから平気」
二ッコリと笑う。かかとに貼った絆創膏を見せようと、ひょいと左足を上げた。
「ジョウもいい感じにほろ酔いね。何かここで楽しいことでもあった?」
「ん、まあ。そうかな。クイズゲームとかして面白かったよ。久しぶりに」
アルフィンは、バーテンとジョウが問題を出し合ったと勘違いしたのか、へえと興味を持った様子だった。
「クイズって、どんなクイズ?」
「んー。俺の待ち人は同僚か恋人かって、そういうやつ」
「ちょっと。何それ。聞き捨てならないんですけど」
アルフィンの顔つきが変わる。カウンターの中のバーテンに、「ねえ、この人が何て答えたのか教えてくださる?」と真顔で詰め寄る。バーテンはとっさに返答できない。目を泳がせた。
ジョウが声を上げて笑った。
END
ジョウが、アルフィン以外の女性に結構容赦ないことは、6巻・7巻で証明済み。ですね。
⇒pixiv安達 薫
クリムソン・ナイツのジョウの怪我は、確かに詰めが甘かった結果だけど、その過程で、多くのクラッシャー仲間がなくなったこと。ヴァルハラ事件だって、クリスを銀河連合が逮捕できるとは思えない。だから、面白おかしく書かれて腹も立つよね。
ジョウの好みのデートプランは、二人で1日ホテルに籠るのさ(笑)
途中からジョウの反撃の話に。笑
こういうことはままあります。話が進みたいほうに書いてやるのが二次の鉄則。
ジョウはきっと自分だけなら見過ごしただろうと思いますが、今回はアルフィンもターゲットになっていたので容赦しなかったのでしょう。愛ですね。笑