畑とともに過ごす日々

~有機農家の暮らし~

苗は続々畑に・・・。

2012-04-20 09:35:16 | 

先日のブログに載せたマルチには、このようにズッキーニの苗を植えました。

そして、畝(うね)の両脇にトンネル枠を挿し、上にポリフィルムをかけ、紐で押さえて、しばらくはこんなふうに屋根で覆うようにして育てます。

なぜ土の上にマルチを施すのかは、保温、保湿、草の抑制のため。
ポリトンネルにするのは、主に保温、また、湿気に弱い作物には雨よけの意味もあります。

マルチを敷き藁や敷き草のような、もっと自然なものにしたり、トンネルをかけないで育てるような、より自然の方法を選択したいと思うことはあります。
そうすると、野菜の出荷再開時期がもっと遅くなるだろうし、うちの畑の面積だと作業量的に無理が出てきてしまうだろうなと予想します。
将来、自給畑が主体になったら、そんなふうにやってみたいです。

今年は4種類のズッキーニを作っています。
うち2種類は自家採種に挑戦。
どんなふうに育つか見守っていきたいです。

さて、ズッキーニと言えば、胡瓜の仲間ですかと聞かれることがあります。
確かに同じウリ科の野菜。
苗も良く似ている・・・。

左が胡瓜で、右がズッキーニです。
双葉はそっくり、でも本葉の形がギザギザか、丸みを帯びているか、色合いも少し違います。

もしもここに、やはりウリ科のかぼちゃの苗を置いて3つ並べるとしたら、ズッキーニとかぼちゃの苗はもっとそっくりなのがわかります。
だから、ズッキーニは胡瓜より、かぼちゃに近い仲間なのです。原産地も胡瓜はインド、ズッキーニとかぼちゃは中央~南アフリカだそうです。
現在かぼちゃはやっと芽を出したところ。
3つ並べて比較できなくて残念・・・。

他にも畑では次々定植作業をすすめています。
ポリトンネルを被せたり、防虫ネットでトンネルを作ったり。
植えるのより、その後の作業のほうが時間がかかります。

そして、恐怖なのは強い風や晩霜。
風に吹き飛ばされたことは過去何度もあり、今年も風の被害に奔走しています。
あと数回くらいは強風や霜が来るかな・・・?
こんなふうに、春は植え付けのわくわくと、試練が重なる季節です。


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