おーちゃんの楽しいブログタイム♪

おーちゃんの写真日記。

さよならお山

2006-10-07 21:56:34 | 
さよなら北穂高

 



お顔?に見える岩にも、さよなら。

 



スニーカーで登山はやめましょう!

   
下りはじめて、すぐにスニーカー登山の厳しさを実感!
上りはこれでよかったと思ったスニーカーも下りになると、一歩一歩踏み下ろす足に50ンキロの体重が全部かかるようだ。足の裏がだんだん痛くなった。



この石ばかりの道がずずっと続きます。

 



どこまでも続くように思えた梯子、一段一段とゆっくり降りた
降りてる人を上から写させてもらいました。
 




 


もうすぐカール

 



涸沢小屋でザックを詰め替え、一休み、なぜか急に虚無感に襲われる

しかし!さあ、もうひと頑張りだ!ここまで、4時間20分 6700歩。下りは歩幅が小さくなるので、歩数も多い。

さよならカール 着いた時はあんなに輝いて見えたのに、今日のこのさみしさはなんだ! あ~去り難し

 



 



2日間でも紅葉が進んでいた。この写真の日が29日だから、今日10月7日はかなり紅葉してるでしょうね。





 
 



  
 

この日が金曜日であることも手伝ってか、カール目指して上ってくる登山者が次々とで、こんにちはと言ってばかりです。どこに登った?って聞かれた時は、誇らしく北穂です ひとり、あら!その靴!と言われて説明。底が剥げたんだって~と仲間に報告してました。
かなりの年配のグループが元気よく上がって来ます。にっこり笑って「なんで山に登るんだろうねえ」と言います。あはぁ~そこに山があるからと言いたいんでしょうね。元気なのに圧倒されました。ヨイショと一段石を降りると、すかさずドッコイショと声を掛けてくれたおばちゃまもいました。あ~これから登る人たち、楽しそうだなあ。
アイタタアイタタと言いながらも頑張って、無事に横尾山荘に着いたのは夕方の4時50分。涸沢から14400歩、3時間50分でした。

山荘では何はさておいてもと、まずお風呂に直行、さっぱりしました。
痛む足裏にジャグジーの勢いのいいお湯を当てて、疲れを癒しました。

北穂山頂をバックに一休み。

 
  ではまた

北穂高岳山頂の朝

2006-10-06 15:57:30 | 
時間通りに出していきます。

5時27分 テラスの端から写す人 肩に気持ちがこもってるように見えます。

 



小屋の屋根からツララ

 



天水のタンク越しの槍ケ岳 5時33分。雲が左の方から流れてきています。
うっすら氷が張ってます。

  



えりまきのようになってる雲  5時33分。 

 


同じ時間の小屋正面からの常念岳 もっと右の浅間山からお日様が出るのですが、雲がたなびいて見えません。

 



6時31分 朝日を受ける槍 頂上から。

 



笠ケ岳に奥穂高岳の影

 



並んで槍ケ岳の影も

 



こういう感じの写真はよくありますが、やっぱよいですね。

 



隣の北穂の南峰に人が立ってます! 見えますか?真ん中のくぼみのあたりに1本線を立てた様なのが人なのです。手前のこの方もこれから、そこに行かれて、涸沢岳、奥穂と縦走すると仰ってました。すごいな~

 



絵を描いてるかたがいます。前日にはテラスでも描いてました。
この方もそうですが、このような険しい山に関わらず、女性の単独行がほんとに多く見られました。重いザックを背負って黙々と歩いてます。
人気の山は行き交う人も多いですから寂しくはありませんが、やはり意志の強固な方たちなんでしょうね。

 

だんだん終わりに近づきました。ではまた明日











北穂の頂上で遊ぶ

2006-10-05 16:56:27 | 
11時半に着いて泊まることになりましたので、時間はたっぷりあります。
お昼をすませて、コーヒーを飲んでザックは寝るところに置いて。
寝床ですが、なんてったて、狭い山の上に建てられた小屋ですから。広いお部屋がいくつかと、2段の押入れのような寝床がうまく作られていました。

小屋のサンダルを履いて又、頂上に上がって行きました。20段くらい石段を上がって行けば北穂高の頂上!

隣に聳える北穂の南峰の右端ですが、なんと窓が出来てます。これも滝谷と呼ばれてるところでしょうか。

 



石段を降りる途中にこんな展望台。畳にすわってゆっくり常念岳や大天井岳、前穂の景観をお楽しみくださいと言うのでしょう。でも~足を踏み外したら、まっさかさまに落っこちますよ~

 



石段を降りると売店。
テラスにザックを置くや否や「なっちゃん」を買ってゴクゴク~
飲める方は一杯のビールがさぞかし美味しいでしょうね。





小屋の端、北側に行って見ました。1mありやなしやで切れ落ちてます。
浮草さんや駒野仙人が槍ケ岳から歩いて来られた大キレットが目の前に続いてます。





上の写真を写した丁度1時間後の5時前にまさに!青いザックの男性が小屋を目指して上がって来てました。写真の丁度真ん中にいますが。傾斜は70度?くらいありそう!





小屋の受付は入ってすぐ。すべてが無駄なく作られていて、この後ろは厨房になっており、向かい側は食堂。ストーブがたかれており温かくしておりました。

 


冷えた体をストーブが温めてくれます。どのテーブルにも花が飾ってありました。
若い小屋の主人はヴァイオリンニストだと、テレビや本で知ってましたが、この食堂にはいつも静かにクラシック音楽が流れておりました。厨房のほうでは早くからキャベツを刻む音がずず~つとトントントンと。

  



  

夕食はポークソテーにサラダ、お漬物等。ご飯、お味噌汁はお替り自由。
朝食は目玉焼きにウインナーソーセージに煮物やお漬物。みな美味しかったです。

夕食を食べてる時でも小屋に到着する人たちがいて、それが上高地からと仰ってるのが聞こえて目を丸くしてしまいました。この世界ではごく当たり前のこと



登頂のご褒美!!

頂上で遊んでいましたら、まあ!なんと鳥がやってきました。イワヒバリに違いありません。ぴょんと岩に上がったかと思うと石と石の隙間にもぐったりして、撮って見ましたら、結構ピントが合ってました。

 



   

延々と出していますではまた明日


北穂高頂上へ

2006-10-04 13:50:11 | 
いよいよ決心の朝が来ました。
頑張ってと言わんばかりの晴天の夜明けです。5時10分。

  



山小屋の食事は5時半から始まります。
用意が整えば出発、次々と出て行きました。私たちもとに角向かいます。
小屋の左側の道は奥穂高へ、右に進めば北穂高。奥穂へ向かう人たちです。
奥穂高が雄雄しく聳えているのが見えます。この後ろ側が上高地から見えるのです。私たちはぐるっと周って上高地の反対側に来たんですね。思えばいっぱい歩いたもんだ遠くへ来たもんだ、をもじりました

 



6時40分に出発、2時間経ちました。左に涸沢岳。
1時間くらい登ったころの事です。いいところまで行ったら帰ろうか、と主人に言いましたら、じゃ、もう帰るっ!て。エ~ッ、夕べあんなに心臓が~だの高所が~だの心配してたのは誰だったの!!
ヨッシャ、相手がその気なら頑張ろうではないか。

それに、山が思ってたより、ずっと歩きやすかったのです。まるで採石場のように石がごろごろの所ばかりを歩くのですが筑波山のように不規則な石の並びでもないし、大きさも似たようなもので、道筋も出来てます。心配した梯子も想像してたよりも安心感のあるものでした。上に行くほど石は大きくなって四つんばいのようになりながら、「3点確保」を呪文のように唱えながらよっこらよっこら登ったのでした。

 




登ってる南稜に平行するように「ゴジラの背」の東稜が見えます。
向こうの常念がこちらを見てるようです。

 



頂上が見えて来ました。11時8分、登り始めて4時間半たってます。
頂上から下山する人の姿が見えます。このすぐ前に朝6時に出発した大阪の女性2人の下山するのに会いました。「きつかった~」って言ってましたが、早くも下山とは元気ですぅ~~

 



11時半頂上に着きました。4時間50分かかりました。ここも休憩時間を入れないで標準3時間20分だそうです。歩数は主人ので5500歩でした。

頑張ったスニーカー。岩の隙間に靴の先を入れて、ヨイショとよじ登る時は、この靴で却って良かったなんて思いましたわ。この時点では下山の痛みは想像もしてませんでしたので。
ザックは涸沢小屋で小さいのを無料で貸してくれますので、とても助かりました。
雨具と一枚の着替えに水とタオルだけ、出来たらその日に下るつもりでした。






一昨日載せましたが、やはり1枚は載せます。頂上から目の前に見える槍ケ岳
右下に北穂高小屋の屋根が見えます。





私たちの立ってる北峰の前に南峰が聳えてますが、上はとても狭そうに見えました。そして飛騨側になる北はまるでそぎ落としたような岩壁です。滝谷というそうです。

 



北穂高小屋です。今日下るのは無理だよと主人に言われ、小屋に泊まることになり、中に入って宿泊を申し込みました。
後から上がって来たご夫婦は今年で3回目とか、もったいなくてすぐには下れない、泊まるんですと話され、うん、確かにそうだわと思いました。
ゆっくりこの3106mの世界にいよう。

 



昨日涸沢で、大阪から来たという若いご夫婦に、行ったら是非とすすめられたカルビ丼、食べました。主人はトマトソースのスパゲティー、。スープ付き。

 



コーヒーは売店の方が入れて持ってきてくれます。400円。下の小屋より安いんです。もちろん!美味しいです。こういう時って至福の時って言っていいですよね。登れたんだもの!そして、ここにこうして座ってるんだもの!

こちらのカップの花はイワツメクサ。登る途中、時々見かけました。



今日はここまで




あこがれの涸沢へ

2006-10-03 21:28:50 | 
昨日の続きですが、横尾からの登り、樹林帯の中に、時々花が咲いており疲れを癒してくれます。

これはゴゼンタチバナの実です。一粒かじられた後がありますね
   



フーフー言いながら、沢山の人に追い越されながらも、ついにカールが近づいたようです。この広い沢に出ればかなり登ったことになります。中ほどに水が流れておりました。ヒュッテと小屋との分岐点の手前に雪渓が現れました。傍まで行って手に取ってみました。冷たかったです。

      
   

      
      



少し進んで分岐点、右に上がって行きましたら、ついに出ました。涸沢カールす。本の中だけの世界だったのに、まさか現実にこの場に私がいようとは。感動です。しかし疲れた!小屋が見えてるのに足はよろよろとしか進みません。
お~右に見えるは北穂じゃないか。友達3人はすでにあそこを登ってるのだ~。フ~

  
 


最後の力を振り絞って上がりました~。これが涸沢小屋のテラスね
横尾より標高差730m、12000歩でした。歩行時間4時間50分。標準は休憩時間を入れないで3時間20分です。どんなにゆっくりかお分かりでしょ。ツアー登山などは決して出来ません、私。

  



私もコーヒー飲んじゃおう友達にいただいたおいしいパン持ってるし。
主人はカレーを注文、おはぎも1個。
コーヒーカップの花はいわかがみですね~

     



ちょっと小雨がぱらついてきましたが、リュックは部屋に置いて、お散歩しました。奥穂へのルートに上がって見たり、北穂への道を歩いてみたり。アザミやトリカブトが沢山咲いてました。

     



主人は部屋で伸びてるのか、折角ここまで来たと言うのに2階から降りてきません。私は3時になったので、名物?のソフトクリームを食堂で注文しました。
今日は注文が少ないのか特大のを作ってくださって、とても美味しかったです。
ここではすぐに居合わせたみなさんとお話がすすみます。大阪からのお二人は、明日どっちに登る~などと相談中。私は北穂に行きたいと言いました。お二人もそっちに流れそうでしたが、内の一人の方はどんな山なのか全く知りませんでした。

雨が上がりましたのでテラスに出ましたら、雨上がりの前穂高が夕陽に美しく輝いております。
4時20分なのでまだ夕陽とは言わないかしら。
撮ってましたらおじさんがあそこの第6峰にタヌキ岩があるよと教えてくれましたので、びっくり!確かに~。可愛い!!ぽっこり出たお腹、小さな尻尾。よく出来てますね。

  



  





夕食はロールキャベツなど。休むまでに時間、さて、明日はどうするか、北穂に挑戦して見るかと話し合い。私の結論は行ける所まで行くでした

ではまた明日

涸沢目指して

2006-10-02 15:20:56 | 
とっても沢山写真を撮りました。
みな素敵に見えます。厳選してのんびりと出していきます。

9月26日、上高地に着いてまず感動!穂高連峰が全部見えます。
初めてです。前回来た時は上半分は雲におおわれてましたので、雲っていながらもみな見えてうれしかったです。

横尾山荘を目指して歩き始め、明神館のところから雨になりました。予報どおりでした。11キロ、17000歩,歩いて山荘着。(主人がつけてる万歩計ですが)

9月27日 
北穂まで一気に登る3人は先に出発。我々も40分後の6時40分に出発。
前穂が朝日に輝いてます。登山靴をはいてこの写真を撮ったあとに、まさかの出来事!玄関に入りながらふと足元を見ると、なんと靴の底がペロンと剥げてしまってました。は~呆然と剥げて残ってる靴底を見る私。従業員の女性の方に接着剤ありますか?こんなになっちゃいました、と言いましたら、その靴は無理ですと言われました。「あの、スニーカーならありますが、サイズが合えば」と出してくださった。見た目はほんとに簡単なのですが、履いてみるとなんとかよさそうです。2千円でした。迷わず買いました。「これで北穂に登れる?」の私の問いに「は~~」って、ちょっと困ってました。出発前に剥げて、これって不幸中の幸いか大仕事の前にさっさとリタイアしてくれた靴さんは山荘が預かってくれました。

 



屏風岩も美しいです。

 



歩き始めて1時間、北穂高が見える所がありました。

 



つい叫んだ「アラ亀さんみたい」

 



美しい木肌、桜の木?

 



シシウドかな

 



3時間歩いて奥穂高が見えてきました~

 



チングルマがお出迎えしてくれてます。

 

もうすこしで涸沢カールに着くのですが、また明日

靴のことですが、あまり使わなくて箱にしまいこんでると悪いそうです。
本の記事なので時々目にするこのアクシデントも、年に1,2度しか山に行かない私は、使ってないので、痛んでないから、関係ない話だわと思ってました。大間違いでした。
このことをお話してくれた相部屋になった方は常に針金を持って行くそうです。
そして今回は出発前に奥様の靴底を張り替えて来たとのこと。ベテランですね。

北穂高岳のてっぺんに立てた!

2006-10-01 16:41:28 | 
昨日9月30日無事に帰って来ました。
出発は5人でしたが、私と主人は1日おくれて帰って来ました。

とに角無事だとお知らせしたいものですから、簡単に少しの写真と行程を載せます。

9月26日  上高地から11キロ地点の「横尾山荘」泊

9月27日  涸沢小屋泊 
       この時点で友達2人とご主人1人は北穂高へ直行。
       3人はなんなく!北穂高登頂、小屋泊。

9月28日  心迷いながらも北穂の山頂目指し登り始める。
       2時間登ったところで、下山する友人達と感激の対面!
       5時間かけて登頂成る(普通3時間20分)
       北穂高小屋泊 夢のよう!主人に感謝しよう。

9月29日  再び横尾山荘泊

9月30日  家路へ 無事に帰り着く。


    まずは北穂高山頂

 



    いつも下に見えてる涸沢カールとヒュッテ
    そして前穂高。一番右の高いのが前穂高で3つのギザギザで
    3峰、左に北尾根が続き4峰、5峰、6,7,8峰まであり、
    6峰にはとても可愛い岩があります。後日載せますね。



 



涸沢までの道が見えます。右は屏風岩、ここでロッククライミングをすると仰る方がいました。指導の人と2にんでした。
白い沢を上から見て、まず左を歩き途中つり橋を渡り右に入り長い坂をフーフー言いながら涸沢小屋に辿り着いたのでした。標高差730m。

向こうに常念岳が見えます。手前の小屋は北穂高小屋の施設のひとつです。



 

 筋肉痛で体中が痛いです。ブリキ男のように歩いてます。
 ではまた