昨日、12月3日はサントリーホールへ、イム・ユンチャンのピアノリサイタルに出かけました。
12月になり、サントリーホールもクリスマス仕様になっていました。
イム・ユンチャンは去年のヴァン・クライバーンコンクールで史上最年少の18歳で優勝した超新星です。
最近は私はあまりコンクールに興味がなくなってしまい、特にコロナ以降はホールに聴きに行くこともなくなった影響で、ピアノ自体、たまに思い出したように、聴くくらいになっていました。
クライバーンコンクールもたまたまセミファイナルぐらいを何人か聴いて、このユンチャンが何者かも知らずに、黙々と弾いている姿になんか見惚れてしまって、この方が優勝するといいなぁと思っていました。
ファイナルも聴いてなかったのですが、優勝があのユンチャンだと知って、あぁやっぱりと思ったのでした。
ピアノを始めたのは遅いようですが、韓国は今、アーツセンターカウンシルを作り、彼はピアノを始めた次の年にそこへ入っているということは、やはり元々の才能があったのですね。当たり前だけど。
本当に、才能があるという子は最初からできちゃうんですよね。1言うと100できるというか。前世というものがあるなら、何回もピアノをやってきているんでしょう。
そういえば、私はユンチャンが日本にきたら、ぜひ聴きたいと思っていたのですが、全然、執着がないので、来日情報とかもチェックしておらず、このコンサートも気づいたらもう完売になっていました。
あー、へたこいた〜と思っていましたが、またなんかで売り出すかもと、淡い期待で毎日、チケットをチェックしていたところ、数日前に一瞬、なぜか買えるようになっていたのです。え?と思いましたがすかさず購入。キャンセル分だったのかな、いつもサントリーホールのこんないい席で聴いたことないわという良い席を買うことがでしました。
後でもう一度見てみたら、やっぱりもう完売していて、買えなくなっていました。
本当にラッキーでした!!
さて、プログラムは前半は古典。
私は何度も言っているようにバッハが好きなのですが、シンフォニアを幾つか弾くようでした。シンフォニアはお勉強用なイメージで、あまりコンサートでは弾かないと思いますが、面白いと思いました。小学生くらいの子も聞きにきていましたしね。
私は弾いてくれるなら、平均律がよかったけど笑
もちろん、普通の子が弾くシンフォニアではなく非常に音楽的でした。
前半は子供の教則本のような曲でしたが、後半はリストです。
上の写真、後半のプログラムがうまく撮れていませんが、両方ともリストです。
これが、凄かった!
若いからねーというところもあるけど、気持ちいい弾きっぷりでした。
終わった途端にほぼ全員のスタンディングオベーションでしたが、何度も舞台に登場して挨拶はするも、本人はにこりとせず笑
こういうのも割と私の好きなところです笑
アンコールは私が以前、これを聴いて涙が出たわとこちらにも書いたことのあるバッハのシチリアーノでした。
ありがとう、ユンチャン。
まだ18歳。
もちろんまだ深みというか、これからどうなっていくのか、楽しみな逸材です。
また、聴けたらなと思います。
これはコンサートとは曲が違いますが、リスト。コンサートの曲は見つけられなかったです。