ここ数年間における統合失調症に関する出来事のハイライトは、何といってもやよい薬局が近所の薬局から男性薬剤師を呼び寄せて対応させたことだった。
この並外れて非常識な対応は、「統合失調症患者は危険である」という認識を示したものではあったが、しかし本質はそこではなかった。
その日、隣の医院での診察で医師の機嫌を損ねた覚えもなければ何か問題を起こした記憶もない。思い当たることと言えば、前回やよい薬局を訪れた際に、愛想なしのそっけない態度を取ったことは確かである。
医院で処方箋をファイルに入れて渡すのは隣のマンツーマン薬局へ行ってほしいという意思表示であり、少々嫌いな薬局でも処方箋と薬を引き換えるだけだから行くだけである。そこでなぜ薬剤師に礼を尽くして愛想を振り撒く必要があろうか。もちろん私は非礼なことを言ったりしたりもしていない。
低姿勢ではない私の態度が管理薬剤師の勘に触ったとしても問題にして騒ぎ立てるのはプロ意識の欠如も甚だしいし、もしそれに隣の医師も強く同意したのであれば、医薬分業の根幹を揺るがす癒着ぶりを反省すべきであろう。
女性薬剤師だけの薬局で他の薬局から男性薬剤師をわざわざ呼んで周りの患者が見ている前で対応させるなど侮辱以外の何者でもない。公然性もあり侮辱罪で訴えられても当然の対応である。
一応これ以上深くは掘り下げないが、統合失調症ということでここまで極端に酷い対応をされたのは、元院長による偽診断の烙印を押されて過ごした15年間を通じて初めてであった。
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