無職婆

この度仕事を辞めて無職になりました
色々と投稿していきたいです

聖戦ヴァンテを読んで 1

2024-10-06 20:59:41 | 日記

これ読んだんだけど、感想書きにくい

読んだ感想というか、まず思ったのが「いったい地球上の畑を耕したら地球上の人類がお腹いっぱい食べることはできるのか」という感想というより疑問だった

フランスにおいて貴族及びブルジョアジーの資産をすべて取り上げてもフランス人民は飢えるという計算は後で分かった

で、このヴァンテの住民というか農民だが、革命がおこるまで実に幸せに暮らしていたらしい

つまり飢えることもなかったと

えっ?

エジプトから中国の古代王朝からずっと専制君主をしてきたわけだが、民衆は飢えてなかったんだろうか?

もしそうなら革命なんか起こるはずがないんだが、

そのまま君主制でいても何の不都合もない

まあ、確かに豊かな土地の国ではそういったこともあったみたい

豊かな国ってエジプトとか日本だけど

江戸時代の日本は田舎では「間引き」とか行われていたみたいだけど、都市部は豊かだった

もし都市部の豊かさを田舎に分け与えてたら、全国民は何とか生きて行けたのだろうか?

データがないから分からないが…

でもヴァンテがそうであったとしても、ちょっとおかしなところがあるんだよね

ヴァンテの農民はみな領主を慕っていて幸福なのかもしれないが、このころのフランスの土地って、例えば貴族が自分の土地を売ることも普通にあった

流行のドレスが欲しいとかそんな理由でね

そう考えると、江戸時代末期の日本より資本主義が発達していた

それがいいか悪いかはともかく

そしてフランス革命前は実は地主というのが3段階あったところもあるらしい

つまり最初の地主が誰かに土地を貸して貸し賃だけをもらう

貸された二番目の地主がさらに誰かに貸す

三番目の地主がやっと、実際に耕す農民を雇って耕す

農民はその雇い主からある程度のお金をもらう

そんなところもあったらしい

全部が全部そうじゃないけど、そういったところもあったと

だからやっぱり革命がおこったのは囲い込み運動というか、結局農地に小麦を造らないでヤギとか羊を飼いだしたからでしょ

結局それが小麦の値段を上げることになる

まあヴァンデがそうではなかったならよほど特殊なところだったのかなあ~

 


フランス革命の漫画で一番良かったもの4選

2024-10-01 13:22:53 | 日記

ではフランス革命を描いた漫画で三位はやっぱり上げないといけないでしょうね

「ベルサイユのばら」

当時私がまだ若いころ(連載時)読んでいましたが、実はそんなにいいとは思いませんでした

同時に「エースをねらえ」も連載中で二つの人気でマーガレットは大変な人気だったと後で知りました

しかしどちらも?という感じでしたね

当時の私はとにかく萩尾望都一辺倒でしたから、ほかに目がいかなかったのもあります

{エースをねらえ}に関してはそれ以前に「スマッシュを決めろ」を読んでいたので、それに比べればというのもあります

 

にしても、「ベルサイユのばら」くらい世の中にフランス革命に関して影響を与えたものはありませんね

これらのファンの方はやっぱりフランス革命を調べたりしたんでしょうかね

私は「デビルマン」が好きで「魔女狩り」を読んだりしました

ベルサイユのばらの印象というと実はあまりないんですが、王妃の漫画では描かれなかったその後の方に興味があります

彼女は夫亡き後カペー未亡人と呼ばれて、地面より低い地下牢に閉じ込められました

冷えが彼女を苦しめましたが、苦しめたのはそれだけではないと思います

よくルイ16世が可哀そうみたいに言う人がいますが、実はかわいそうなのはルイではなく、残されたアントワネットの方です

コンシェルジュリーにいた期間は一年もないけれども、その間マリーはずいぶん変わり、裁判でも立派に証言したという

証言しても死刑は免れないのですが、やっぱり人間というものは肉体に苦痛が精神を強くするんですね

 

精神的な苦痛はただ人間の精神を弱くするだけですけどね

王妃時代の彼女はただのおバカさんだったけど、処刑されたの彼女は苦難を乗り越えた立派な人間でした

実は池田利代子の書く漫画で私が一番好きなのは長編を書くよりも先に書いた「ごめんなさい」という短編でした

 

第四位は「マリーベル」

これも連載時に読んでいました

多分他の連載漫画が目当てだと思いますが、主人公のマリーベルの兄がサンジュストだったという設定で、マリーはおそらくフランス貴族の生まれなんですが、庶民と同じ生活をしていました

革命と、言いうかサンジュストと演劇をくっつけたのですが、まあ、政策として演劇で民衆に色々と吹き込むのは考えられるかなあと思いました

マリーは女優という職業で、その才能もあるという設定

更にライバル女優のジャンヌがサンジュストとできてしまったり、最後にはギロチンにかけられたりと色々とありました

一番印象に残っているのは、歩いているマリーからパンを奪った泥棒がいて、見渡すと浮浪者があちこちにいて、皆お腹を空かせていて「いつの間にこんなにパリには人が増えたの」と思うところでした

次はデザインナー漫画の順位を決めたいかな