お松のルーテル日記

キリスト教会(プロテスタント)での学びや聖歌隊での活動、
趣味の小説執筆や読書、サイクリングなどに関する日記

睡眠薬の功罪

2012年06月26日 | トレーニング
今の世の中、うつ病に苦しんでいる人は意外と多い。

かつては僕も、離婚直後当時は気分の良くなる「デパス」やら抗うつ剤「パキシル」、抗不安剤「ベンザリン」、睡眠薬「ロプヒノール」などを常用していた。

しかし人体は耐性という性能を有していて、次第に薬の利きがにぶくなってくる。

なので薬の量が増えていく、という経験も一通りした。

別して、僕は特に体質的にお酒が飲めないから「酔いたい気分」の時も酔えない、

だからクスリに頼る・・・・・・

といった、非常に危険な、間違った使い方もしたこともある。

7年以上前だけど、ある日、家の中で、急に自分を消滅させたくなった。

自殺念慮だったのかもしれない。

あまりにつらいので「いけない・・・」と思いながらも大量に睡眠薬を飲んだ。

(致死量はあらかじめ調べて知っていたので、その半分くらい・・・)

よせばいいのにそのまま外に出かけたのだから堪らない。

どこをどういったのか未だに覚えていないのだけれど、気がついたら知らない人と知らない電車の座席に座っていた。

知らない人というのは女性で、僕が気がついたのが判ると、

「具合が悪かったようなので・・・」と言い残して去っていった。

まだ若いと見える彼女が、とても悲しい顔をしていたのだけ、覚えている。

たぶん、尋常じゃない僕の様子を見るに見かねて付き添ってくれていたのだろう。

また、それが薬物ゆえの挙動不信というのも判っていたような気がする。

もしかしたら看護士さんだったのかも。

いま思い出しても申し訳なかったと思う。 とても恥ずかしい。

そしてありがたい。

あの経験がひとつの契機となった。

僕は心身を根本から鍛えなおすために、それまでも好きでやっていた筋力トレーニングを、もっと本格的にやりだした。

あれからクスリも一切飲むのをやめた。

もともと僕のうつ病は一時的なもので、とっくに治ってたのだから。

クスリは単なる精神依存だと自覚していたのだ。

そして、トレーニングによって体内の悪いものをすべて吐き出し、体力が向上した僕は本格的に社会復帰できたのだった。

唯一の副作用(?)は、最盛期には体がプロレスラー並みになり、よく格闘家と間違えられたくらいだ(笑)。

最近トレーニングをさぼってるなあ・・・・

これから夏だし、また再開しようかなあ?!

ちなみに昔はゴールドジムに通っていたが、いまは市営ジムだ(笑)。

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