九重でミヤマキリシマを堪能した翌日からは、休む間もなく、オートキャンプ龍門でキャンプである。
キャンプ場には、私ら3台3人のみ。
顔ぶれは、度々このブログにも登場いただいている大学の先輩と、その知人の方である。
初夏の涼やかな風が吹く木陰にテーブルを出したら、
こうなる。
昼間からチョイと御免よ。
グビグビ
七輪を取り出し、何やらかんやら焼けば、それだけでご馳走になる。
佃煮風に煮た山椒の実をちょいと乗せて、
パク
グビグビ
さてと、
酔っぱらってしまう前に、一っ風呂浴びて来るか。
あの屋根がお風呂である。
キャンプ場に併設された風呂場だ。
どうせしがない代物だろうと侮るなかれ。
御影石で作られた湯船の中は、源泉掛流しヌルヌルのアルカリ泉である。
そこらの温泉宿も真っ青の、上等の泉質なのだ。
灯点し頃になると、
そろそろ行きますかね。
キャンプ場向かい側に流れる川へ。
この川は、すぐ先にある龍門の滝へと流れ落ちる川である。
「おー、出てる。出てる。」
この日は若干涼し過ぎて、蛍のボリュームとしては、物足りないが、
「なんのなんの。これだけ、見られただけで十分です。」(先輩)
私の未熟な撮影では、何処に蛍がいるのか、識別が困難な画像が続く。
恐縮だが、辛抱して貰う他ない。
「蛍、捕まえた。」
失恋でもしたのか、川から離れた道路上で、難なく捕まえられた、トロ過ぎる蛍。
そのまま手のひらで一休みしている。
とっとと、川に戻って愛を叫ぶのだ!
さてと、
蛍もそこそこ見れたし、
第二幕を始めようかな。
涼やかな風と温泉と焚火、そして蛍の乱舞。
それに、ちょいと酒も加わる。
これ以上、何を望むだろう。