おかげさまをもちまして、前半の公演無事終了しました。
残席は、残りわずかになりました。ご来場いただける際は、必ずご連絡下さい。
…って、えらそうな文章なのだが、本当にたくさんの方にご予約いただいている。
芝居自体は…、というと それなりに健闘しているのではないかと感じている。
手前勝手な言い分なので、お客さんの判断にゆだねるしかないのだが…

まあ、なにわともあれ、本当にかんしゃカンシャである。
ご来場いただいたお客様はもちろんの事、大変多くの協力者のもと、無事本番を迎えることが出来た。
まずは、そのことに御礼を申し上げるに尽きる。

さて、本番を迎えると何がしか“事件”はおきる。
絶対無ければならない小道具が出ていなかったり
、絶対出てはいけない裏方が出ていたり…
数えればきりがないのだが、ひとつ挙げるとすれば
ロールケーキはどこへ行った!?
だ。

簡単に説明すると、
お客さんが客席に忘れ物をされて、隣に座っていたお客さんが受付に届けてくれた。
公演が跳ねて、いざ帰ろうとした21時過ぎにそのままおいてある忘れ物の中身を確認。賞味期限が次の日と明記されたロールケーキが横たわっている。
今回の会場は、ワークスタジオ公演
特急が止まらない京阪野江駅にある。
いままでの経験上、ほぼ取りに帰ってこられるということが考えにくい。
明日は、朝からバタバタして、誰のものかもわからないシロモノは邪険に扱われ、挙句の果てに腐らせてしまう結果が予測された。
さあ、どうしよう
残っていた10人ほどの公演関係者は、協議の結果処分する以外ないとの結論。
包丁を持ってきて、等分に切り分け処分した。



仕方がない。
けど、
おいしかった。
なかなか、いいロールケーキだった。
まんぞくまんぞく

1時間後
劇団員は、まだウダウダ残っていた。



お客様が、帰ってこられた。
忘れ物をしたらしい。
ロールケーキらしい。
あるかどうか聞いてはるらしい。
「ちょっと、お待ち下さい。聞いてきます」
と、扉を閉める。
残っていたほぼ全ての人間が、ひらめいた。
「どうしよう」
「ないとは言われへんやろ」
「ほんまのことはなす?」
「くうてもたっていうの?」
「いや、やめとこ」
「正直に話した方がええって」
じつに短時間で実のある協議が繰り広げられた結果、正直に事情を説明した。
顔面蒼白とは、このことだ。
息を呑んで、カーテン越しに話を聞く。
別段、お怒りにはならず帰っていただいた。
直後、誰のお客さんか判明
2階で作業をしていた劇団員だった。
こちらも、事の次第を聞いて、顔面蒼白!!
後日談として、再度お詫びの電話を留守電に入れたらしい。
ご丁寧にFAXで怒ってない旨と、気にしないでといただいた。
ええひとでよかった
あるんやねー、こんな事って。






残席は、残りわずかになりました。ご来場いただける際は、必ずご連絡下さい。

…って、えらそうな文章なのだが、本当にたくさんの方にご予約いただいている。

芝居自体は…、というと それなりに健闘しているのではないかと感じている。
手前勝手な言い分なので、お客さんの判断にゆだねるしかないのだが…

まあ、なにわともあれ、本当にかんしゃカンシャである。
ご来場いただいたお客様はもちろんの事、大変多くの協力者のもと、無事本番を迎えることが出来た。
まずは、そのことに御礼を申し上げるに尽きる。


さて、本番を迎えると何がしか“事件”はおきる。

絶対無ければならない小道具が出ていなかったり


数えればきりがないのだが、ひとつ挙げるとすれば
ロールケーキはどこへ行った!?
だ。

簡単に説明すると、
お客さんが客席に忘れ物をされて、隣に座っていたお客さんが受付に届けてくれた。
公演が跳ねて、いざ帰ろうとした21時過ぎにそのままおいてある忘れ物の中身を確認。賞味期限が次の日と明記されたロールケーキが横たわっている。

今回の会場は、ワークスタジオ公演
特急が止まらない京阪野江駅にある。

いままでの経験上、ほぼ取りに帰ってこられるということが考えにくい。
明日は、朝からバタバタして、誰のものかもわからないシロモノは邪険に扱われ、挙句の果てに腐らせてしまう結果が予測された。
さあ、どうしよう

残っていた10人ほどの公演関係者は、協議の結果処分する以外ないとの結論。




仕方がない。
けど、
おいしかった。

なかなか、いいロールケーキだった。

まんぞくまんぞく


1時間後
劇団員は、まだウダウダ残っていた。




お客様が、帰ってこられた。

忘れ物をしたらしい。

ロールケーキらしい。

あるかどうか聞いてはるらしい。

「ちょっと、お待ち下さい。聞いてきます」

と、扉を閉める。
残っていたほぼ全ての人間が、ひらめいた。







じつに短時間で実のある協議が繰り広げられた結果、正直に事情を説明した。
顔面蒼白とは、このことだ。
息を呑んで、カーテン越しに話を聞く。

別段、お怒りにはならず帰っていただいた。

直後、誰のお客さんか判明
2階で作業をしていた劇団員だった。
こちらも、事の次第を聞いて、顔面蒼白!!

後日談として、再度お詫びの電話を留守電に入れたらしい。

ご丁寧にFAXで怒ってない旨と、気にしないでといただいた。
ええひとでよかった

あるんやねー、こんな事って。





「あれかー~~っ!!!」
と悲鳴をあげていました。