退職の夜

　昨日、３６年間の仕事を終えて、無事に退職いたしました。長い間お世話をかけたたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。職場のみんなの前で、これまでの仕事を振り返り、思いを語らせてもらう機会もいただきました。そのあと、すでに明日の仕事の準備に忙しい人たちにお別れを言って車で門を出るとき、「これで生涯の仕事の最後の瞬間なんだなぁ」と思うと、何だかしみじみとしました。仕事を中断してわざわざ門まで見送ってくれた人も二人いて、ありがたかったです。
　家に帰ると、包まれた箱と酒が置いてありました。妻と母からの、ごくろうさんのプレゼントでした



　妻からのプレゼントは、枕。これまで、なかなかしっくりくる枕がなく、眠りの浅い日が続いていたのですが、退職してゆっくり眠れるようにと、妻が心遣いをしてくれたのでした。自分で高さを調節できる枕なんですが、さっそく昨夜これで眠ると、とても気持ちよく眠れました　ありがたいです
　酒は、「無上盃」（むしょうはい）という、私の好きな純米吟醸酒を母から、稲天（いなてん）という、天理の酒蔵の地酒を妻から、それぞれもらいました。好きな酒をもらえるのはホントにうれしいです



　晩ご飯は、春らしさを味わいました　若竹煮、ホタルイカ、ホンシシャモ、野菜の旨煮。我が家のお祝いの時のチーズタルトも妻が焼いてくれました。漬物はすぐきとつぼ漬け。



　我が家のタケノコと、淡路のワカメ。山と海の恵みを美味しくいただきました



　兵庫県のホタルイカ。小ぶりですが、豊かな味わいを美味しくいただきました



　JAの通販のホンシシャモ　この、優しく繊細にして深い味わいは、何とも言えない美味しさです



　妻が買ってくれた、稲天の「楽寿」というお酒です。昨夜はこれで食事を楽しみ、食後すぐに眠りました



　チーズタルトです。昨夜も今朝も美味しくいただきました

　これまで支えてくれた家族にも、感謝感謝です