40戸に満たない田舎の小さな我が自治会は高齢者が多い。お葬式には各戸から一人の手伝いが出る。その手伝いも、定年後の男性か40代以降の主婦である。
我が自治会の老人は総じて元気である。長生きである。
私の曾祖母は満101歳で亡くなった。祖父は92歳、祖母は満100歳で亡くなっている。父親の世代は70代後半で皆亡くなっているが、だいたい平均寿命を過ぎている。
ここ数年、我が自治会では、毎年のように人が亡くなっている。
私の親の世代と、その親の世代が、よく似た時期に亡くなっているのだ。
我が自治会では、秋祭りに提灯台(山車)を運行していたが、田舎の例にもれず、提灯台に乗る子どもが激減している。
そのせいで、10年ほど前から、毎年運行していた提灯台が隔年運行になった。
そこへ、毎年のように自治会でお葬式があり、神事に属する提灯台は運行されない年が続いた。
今年もまた運行は取りやめになるだろう。
来年度、自治会の小学生以下の子どもは3人になる。いわゆる旧村の子どもは一人もいなくなり、日頃は付き合いのない、アパートの新住民の子どもだけになる。残念ながら、彼らは旧来の行事には出てきてくれない。
ますます、私のふるさとは寂れてゆく。
息子の世代が私の世代に代わるころ、我が自治会は存在しているだろうか?
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みらパパ

tani
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