毎日が遺言

母の災難

 夕方、母の夕食の介助に病院に行ったら、母が疲れた顔をしている。訊けば、今、友達が帰ったところだという。
 昼食の介助の後、2時半ごろに病院を出て、5時すぎに再び病院に着いたんですが、私が帰ってしばらくして(3時前だったそうです)、近所で母が一番仲良くしているおばあさんがいらっしゃったんだそうです。
 この方、土曜日にも来ていただいていて、お見舞いかと思えば、なんと愚痴をこぼしに来たんだそうな。お帰りになったのは5時すぎ。2時間以上病室にいて、ずーーーっと愚痴をこぼし続けていたんだとか。
 「話題を変えようと思って、ひ孫の写真集を見せたら、1枚1枚、大きな声で笑ったり歓声をあげたりして、同室の隣の人にむちゃくちゃ気を使うたわ!」「こっちが嫌になって、相槌を打つのをやめても、気づかずに話し続けてた」「疲れたわ~!」
 はい、そんな感じのおばあさんなんです。夫同士が仲良しで、ご主人が若くして亡くなる時に「あいつを頼む」と母に言い残されたもので、母はずっと気にかけていたし、そのおばあさんも10年ほど前まではかなり我が家のことを気にかけてくれていました。でもここ数年、考え方がネガティブに傾き、自分のことばかりを愚痴るようになっていました。元気な時ならそれにも付き合えるんですが、まさか病室に愚痴りに来るとは思いませんでした。年々空気が読めなくなっていらっしゃるんですね…
 で、今度は私がその母の愚痴の聞き役をしてまいりました、ハイ😅  でも私の場合は30分ほどだったし、それぐらいしてやらないと母もたまったもんじゃないしね。
 「災難やったな~」というと母が「これに味をしめて、明日も来るんじゃなかろうか」 いやいや「味をしめて」って、悪だくみじゃあるまいし(笑)。
 まぁ、それだけ母がしんどかった、というお話でした。入院中はもうちょっとだけ気を使ってほしいな。
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