モリ0118。

以前私達が住まいを捨てて出発した当時、道が舗装された様にシッカリと固まった状態になっていたのには驚きましたが、今はそれよりも、地上から土が消えてしまったのではないかと思えるのです。

それも車を走らせているその下が、昨日までは確かに固められた道でしたが、今は金属の様な、また別の何か判らない様な材質で出来ているのです。
またタイヤも回転している筈なのですが、余りにも滑らか動きの為、滑っているのではないかと、錯覚してしまうくらいに振動の無い走行なのです。

あの私達が生活をしていた、自然が今は感じられなくなってきました。
当然のことですが、植物は生えていません。これからはこの様な地上しか見る事が出来なくなるのでしょうか？

タビ0118。

やはりただ人口が減っただけではないらしい。
化学兵器により激減したのも、事実ではあるようですが、それよりももっと重要な事が、起こったようです。

人口の推移は明らかではありませんが、これだけ探し回っても誰にも会えないのは本当におかしい。
その事に答えを、与えるのがどうもこの額のように思われます。しかしその数も相当な数に登ります。

またその様子から、使用後に廃棄された物か、もしくは放置されたままになっている状態のようです。

しかし本当にそれは、ただの額にしか見えないのに、何かに使用されたかの様な空気が周りに雰囲気として残っているのです。

これらの額の様な物が実際に使用されている処に、遭遇したいと思いました。

今日も無事に終わりました。

今日も無事に終わりました。
明日も頑張ります。

ミナ0117。

既に沢山の無数の種が私の目の前を通過してあの額の中に入って行きました。
彼らの選択するそれぞれの額が、彼等が入り終わると同時に消えてしまいます。ですから一度の選択で行き先が決まり、彼等は何処へ行ったのか知る事さえ出来ません。そうなのですそれ程の決意が必要です。

またある種の行動として、幾つかに別れて入って行く選択をしていました。その様なさまざまな種がその存続の為に選ぶその額の入口に順番を待ち続けています。

157日目です。

157日目です。
今日から忙しくなります。頑張ります！！