みかんさんは
いつもなら一匹攫って来て
『パパ、こいつバラバラにして良い
』と聞いて来るのに、今日はなんだかコソコソしている



部屋に入って来るなり、私に背を向けて、
顔を見ようともしない。
どうした?何か後ろめたい事でも

んんんんんん?
あ…ナルホド…

ソレ、私の愛用の奴だもんね…

それを知っててて、そいつを壊したいと言うのだね?




真後ろまで近づいても見もしない…
ドキドキ中かしら?


壊しちゃ駄目ですよ?


『やっべ…バレてますやん
』



さて…じゃあ、
みかんさんがドキドキビクビクしている隙に、私はオヤツでも…



『んっ?オヤツですか…?