諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

Tシャツ作り

2013年01月23日 09時14分19秒 | つぶやき


飲食店のユニフォームとはお国柄も反映するであろうが、ここフィリピンでも多種多様のユニフォームを着て
仕事をする人が多い。

今まで私服で通して来た従業員たちの服装であるが、今回Tシャツだけでもと思い、あまり得意ではない、
デザインを試みた。

もう少し色を付けたかったが、こちらでの大半のTシャツ作りを請け負う業者は手作りが多い。
したがってあまり複雑な色を多用すると
シルクスクリーン印刷を手作業で行う業者が多い為に、2重3重の手間が掛かってしまう。
したがって今回は一色で行くことにしたが、なかなか手間の掛かる仕事である。

幸いお客さんでもある知り合いの業者さんがいらしゃるので、そこに依頼することになるとなると
思うが、昨年中頃から計画はあったが
貧乏暇なしという言葉があるが、私の場合はまさにそれに当て嵌まるのでは無いかと思う程
作成の時間が取れなかった。

それにしてもこちらのTシャツプリントの料金であるが、日本から比較すると恐ろしいほど安い。
材料なども同じような物を使用すると思うのだが
Tシャツが込みで一枚当たりの値段が日本の3分の1から4分の1の値段で出来てしまう。使うマテリアルは
日本と変わりが無いと思うのだが、やはり人件費の安さ故なのだろうか・・・

しかしここフィリピン、日本ではあまり考えられないことであるが勤め先のロゴが入ったユニフォームを
着たままで出勤する人達が大半である。
公私混同という意味合いからすれば、その通りなのだが、ここではそんなことはお構いなしである。

私自身は通勤途中に周りの人の目に止まるだけでも宣伝効果があると逆に通勤時着用してくれと
頼みたいぐらいの気持ちである。
それにしても勤務先のユニフォームを着ているが、全くそのロゴとは関係ない人達を度々見かける事が多い。

それもここの国ならではという事なのか、
その理由としては人員を採用したはいいが、直ぐに辞めてしまう場合も多く、職場でユニフォームを
支給しても、洗濯をするという理由で家に持ち帰り、
ユニフォームごと戻ってこない場合も珍しくない。そのユニフォームを家族が着用してることも多く、
ロゴや職場の名前などお構いなしで
とにかく衣服は衣服という考え方なのだろう。

我々日本人の感覚であればユニフォームは会社支給が多いだろう。しかしここフィリピンでは有償、
しかも一度にサラリーから引くということせずに
分割で給料から差し引いて行く場合が多い。有償であるがゆえに尚の事衣服は衣服という観念なのか
まあ間違ってはいないだろうが、
誰が来て歩こうが事業主側にとっては宣伝効果があるには変わりないし、公私混同などと言って、
細かいことを言っていては、ここでは生きていけないだろう(笑)

しかしさすがに夜のお勤めの女性たちはユニフォームを着用したまま通勤というのはあまり見かけないな・・(笑)