【 オルフェウスの窓 】 は
【 ベルサイユのばら 】 で有名な 池田理代子さんの漫画です。
兄の影響で、少年物に親しんで育った私ですけれども、ちゃんと(?)少女物も 読んでいます。
オスカルは男装ですけれども、ユリウスは 母の野望のために 男の子として生きなければならないのです。
ユリウスは 貴族の跡取り息子として、ドイツの音楽学校に通います。
その学校の塔には、『 オルフェウスの窓 』 と呼ばれる 伝説の窓があります。
『 その窓に立ち 見下ろした時、一番初めに出会った女性と恋に落ちる……。』
オルフェウス は、ギリシャ神話に出てくる吟遊詩人です。亡き妻・エウリディケを連れ帰すために、オルフェウスは 冥界に行きます。その竪琴の調べに 心を動かされた冥界の王ハデスは 「 冥界から抜け出すまでは、決してエウリディケを振り返ってはならない。」 という条件で2人を送り出します。あと少しで地上…という所で 振り返ってしまい、エウリディケは冥界に連れ戻され、二度と再び逢うことは叶わなかったのです…。
…という オルフェウス の悲恋のとおり、『 オルフェウスの窓 』 で出会った恋人達には 悲劇が待っている…という伝説です。
ユリウスは、『 オルフェウスの窓 』 で 2人の青年と出逢います。
クラウス・ゾンマーシュミット
( アレクセイ・ミハイロフ )
イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイト
物語は、第1部:3人が出逢うドイツ編、第2部:イザークが主のオーストリア編、第3部:クラウスが主のロシア編、第4部:全ての終結のドイツ編……の4部構成になっています。
伝説のとおり、『 オルフェウスの窓 』 で出逢った3人にも、悲劇が訪れるのです……。
【 ベルサイユのばら 】 の背景に フランス革命が描かれているのと同様に、 【 オルフェウスの窓 】 には ロシア革命が大きく係わってきます。
とても壮大なストーリーですので、もはや 少女漫画 という位置付けから、はみ出している気がします。
池田理代子さんは、歴史物を多く描いてらっしゃいますね。
他の作品も 読みましたけれども、私は 『 オルフェウスの窓 』 が 一番好きです。
ユリウス&アレクセイ が お気に入り…。
こんな本も出ています。
『 ベルサイユのばら 』 も あります。