設計工程について考えてみたいと思う。設計工程は各アウトプットを分かりやすくするためにウォーターフォールモデルでの開発を想定して考える。
工程の定義は色々あるが、細かいいことは気にせず、要件定義工程について考えてみる。
要件定義工程では、機能要件と非機能要件を定義する工程で機能要件では、システムが何するものなのかを定義し、非機能要件では、性能、稼働率、セキュリティなどシステムの堅牢性を定義する。ここまで1000年アーキテクチャーでは、システムを使う人、システムの提供する人、システムを作る(または改修)人に注目するとことを考えてきた。この要素をこの工程に追加する(と言うか比重をおく)と、以下のようになるのではないか。
システムを使う人は、どのような欲求があるのか、システムを利用することでどのような価値を得られるか。
システムを提供する人は、どのような能力を持ち、どのような価値をシステムを通して提供するのか。
システムを作る人はどのような対応が、どの程度の頻度で発生するのか。
これらを事前に定義しておくことで、システムのTCOも予想しやすくなりそうだ。また、システムを提供する人がシステムを通して提供する価値をSDGsと結びつけておくと、システムの存在意義の説明がしやすくなるかもしれない。
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