これまで2つの例を用いて1000年続くものは何かを考えてきた。これからのシステム設計の考え方に投影していくに当たり、今の時点の理解を一度まとめたい。コトガラに対して、コトを提供する人、コトを利用する人、コトガラの仕組みを作り維持する人が存在する。これらの人の関わりが続くとこによってコトガラが活き続けているのではないだろうか。システム設計で考えると、サービスを提供する人、サービスを受ける人、システムを構築・修繕する人がいて、それらの人とシステムの関わりを中心に考えることで、活き続ける(スクラップ化しない)システムを定義することができないだろうか。そして技術は時代に合わせて変わっていく。そのためシステムで採用される技術はその時代に合わせて置き換えられるものと考えておく。こうすることでテクノロジーの流行りに翻弄されることなく、時代に合わせてブラッシュアップできるシステムが作れるのではないかと考えた。僕たちSEは、最新のテクノロジーを勉強し、(メーカーの推奨する)テクノロジーの効果的な活用方法を常に考え、実装することが価値提供するだと思っていた。しかし、これでは技術の流行り翻弄され、時間と共に老朽化していくシステムの更改に疲弊してしまう。システムの中心を最新テクノロジーの活用におくのではなく、人とシステムの関わりかにおくことで、価値が残り維持できるシステムを作ることができるのではないかと思った。
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