陽気にHAPPY探し

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あの震災から17年

2012年01月17日 10時21分53秒 | Weblog
   2012.01.17

  今日のHAPPY!

     あれから17年。

 この日、おぢばも震度4、詰所、母屋2階の一期講師の部屋で
  当日講義の予習をしておりました。
     午前5時46分

 少し縦揺れし、大きく横方向に、今まで経験したことのない程の揺れが襲い
   整理ダンスの上に置いていた書類などは飛び出して、
     狭い部屋の中でかき回されていました。

 しばらくして部屋を飛び出すと、あの広い防火シャッターはすべて閉まり
   押し開けて事務所まで走って駆けつけたが誰もおらず
 しかも事務所のある本館は巨大な木造建物、
    それが大きなきしむ音をたてて建具を押しつぶそうとしていた。
               
  きっと、つぶれる!  そう感じた。

   事務所を飛び出し会館入口へとはだしで逃げ出した。

  あれから3分以上経っているのに不気味にも、本館だけが、
    きしむ音が止まなかった。
   南北どちらかに倒れると思われた巨大な木造建物も
     やがて5分ほどで静まった。
  早起きしていた私だけが、名東詰所での恐怖の一部始終を味わった。

    修養科の朝礼前に主任室に駆け込み、一時の帰神を申し出た。
 今は亡き、本部員、平野知一先生に直談判。
   先生は無言のまま部屋の中を行っては返し、行っては返しと
    無想しているかのように考えて下さった。
   
     待つこと数分
     
      「よし! 帰ってもよろしい!
  いまから直ちに甘露台に行ってしっかり願い込んでこい!
    神様が確かに導いて下さる、心配するな!」

      と

   あふれる涙をおさえ、飛び出すように神戸へ向かった。
   

  朝、9時前に詰所を出て、神戸についたのが午後11時をまわっていた。
      この後のことを語ればきりがないので
    今回はここまでにいたしましょう。
        また、後日、書いてみます。
   
    写真は修築したわが教会の唯一、震災の名残をとどめる鴨居の部分。
   当時は何でもない裂け目も、今となっては、貴重な証人。
       この部分を見るたびに当時を思い出します。
  
    昨年の震災津波が人間の心の浄化、たすけあう心に
     目覚めたことが何よりありがたい。
       こんなことを見せられなくても
   陽気なくらし、助け合う暮らしができますよう
       日々、思いを伝えねば。
    
     かたくなな心を変えるきっかけをお与え頂き
            ありがとうございます。