前を向いてゆっくりと

佐藤みゆきblog ~ピアノ弾き 日々のあれこれ~

コンサート終了♪ありがとうございました

2008年07月07日 | 舞台裏から
戸塚ふれあいコンサート
(第45回戸塚・生演奏を聴く会)無事に終了しました♪
たくさんのお客様にご来場頂き、私達も楽しく演奏する事ができました。
どうもありがとうございました!


このSaxの河西さんとは割と最近知り合ったばかりなのですが、
気づくと今回で5回目くらいの共演です。
とても優しく甘いSaxの音色と、その卓越したテクニック。
すっかり河西さんのとりこです♪

確かに、“見た目がケバイ(本人談)”(笑)時もあるし、
普段は“ぽわ~ん” とした口調にトロんとした眼差しなので
(何かマズイ薬でも飲んでしまったんだろうか…)と疑いたくなる時もあり(笑)
演奏と本人ごのギャップが面白い人でもあります。


プログラムの曲決めにも、その人の個性が表れます。
全て一人で決めて楽譜をぱっぱと送ってくれる人
候補曲を全て音出ししてから選曲する人
人に選曲を任せておくのに、演奏しにくい等でなかなか曲が決まらない人(笑)
などなど…

河西さんの場合は、
(そのコンサートの趣旨にそった形で、こんな感じにしましょうか)
という軽い打合せの後、細かい曲目を考えてくれます。
Saxの場合は、移調楽器で楽譜の読み替えがあるため楽譜選びも大変ですが
Saxに向いていて、アレンジが良い譜面を
それぞれのジャンルでしっかり押さえている所も一目置く所です。

親しみやす曲目の中にも、“挑戦”的な曲目も織り交ぜてくれるので
いつも大変だけれど、やり甲斐のあるコンサートとなります♪

今回の挑戦系の曲は、「プロヴァンスの風景」と、「サクソフォン協奏曲」。
女性作曲家モーリスが南仏プロヴァンス地方で過ごした時の様子が綴られた
「プロヴァンスの風景」はSaxの為に作られた曲とあって、
Saxのいろいろな表情を見せてくれる楽しい曲。

トマジの「サクソフォン協奏曲」
これは、おそらくコンセルヴァトワールの試験のために作られた曲だとの事でしたが
映画音楽のように映像が思い浮かびやすく、しかもかなり場面転換が早く、
変な曲です。
どういう訳か、クドカンの映画「真夜中の弥次さん喜多さん」を思い出します。



河西さんは秋にまたラトビアに渡り演奏活動とニューアルバムを録音してくるそうです。


これからの活躍がさらに楽しみな方です!
河西 麻希さんHP http://www.sound.jp/maki-sax/

●当日のプログラム●

出演 Sax:河西 麻希 Piano:佐藤 みゆき

○ジョルジュ・ビゼー/アルルの女 第2組曲 間奏曲
○J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲 第1番より 
 Prelude / Courrante / Sarabande / Gigue
○C.ドビュッシー/月の光 
○ポール・モーリス/5つの組曲からなる「プロヴァンスの風景」
 1、若い娘達のファランドール
 2、愛しい人への歌
 3、ジプシーの女
 4、アリスカンの魂は嘆きて
 5、大きなあぶ

~休憩~

○リー・ハーライン/星に願いを
○アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネマの娘
○アストル・ピアソラ/孤独の歳月
○L.ガルータ/ラトビアの歌より
 「夕暮れ時に」「聖なる愛」
○アンリ・トマジ/サクソフォン協奏曲より第2楽章 

○アンコール  下総皖一/七夕さま

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