ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

新規まきなおし

2011-02-14 | 日記
第2回家族俳句発表会を開きました。といっても発表者は私一人で後は鑑賞役です。
この1ヶ月足らずでできた112句のうち、厳選10句を家族の前で発表して、手厳しい批評を聞くという試みです。
母も姉も夫も息子も娘も猫もいたのでそれぞれの感想を聞きました。

母は今のところ「これと言った感想はない」ということです。
姉には、「こりゃ、よく出来てるね~」というありきたりの褒め言葉をいただきました。
夫には「技巧に走りすぎでないか」という感想をいただきました。
娘からは「芭蕉のようにイメージと写生を雄大に結び付けねば!雄大さがたりない。まだまだ」という励ましをうけました。
息子からは「フーン」といった無難な返事をもらいました。
猫は今、恋のシーズンなので、「ウェーン」と渋い声で鳴いただけです。

  恋猫の 声裏返り 耳損なふ      さきゑ

家族が一番バシバシ言ってくれますから有難いです。
しかし、一ヶ月足らずで「技巧に走る」とは!自分でも暴走ぶりを反省しました。
夫はいつも自分が分かる句は「技巧に走っている」と言い、わからない句には「意味分からん」としか言いません。批評の語彙はこの2種だけです。

俳句の命は、なんと言ってもハッとする新鮮な心なのですから「技巧に走らない」ように、この世に生まれでて1週間目の赤子のような気持ちで吟行の旅にでるよう気をつけたいと思います。

では、これからスーパーと毛糸屋へ吟行に、いざ!