日本地図を眺めると、日本という国は、大国にはさまれて海の中で小さいながらもがんばって浮かんでいる、けなげな国、という感じがします。
日本海をはさんだ隣の大国と、太平洋を挟んだ別の大国との距離を見ると、今の政府のやり方は、あまりにバランスが悪すぎる感じがします。近くの大国の脅威から身を守るため、世界屈指の面積を誇る大海をはさんだ別の大国の傭兵として国民を差し出すために憲法解釈を変えるのは危険すぎるのではないかと、わたしの背中はゾクゾクしてきます。
世界地図ではなく、地球儀をみると、アメリカとヨーロッパの近さに比べて、日本とアメリカはそれほど近いわけではない。日本に何かあった場合、遠い国の軍隊がとうてい助けてくれるとは思えない。国内の基地でさえ、あれは別に日本を守るためにあるわけではないことは、これまでの経験から明らかでしょう。
イラク戦争のようなことが起こって、アメリカから要請を求められた場合、「今回は行きません。本当にあなたの言っていることが正しいかどうかわかりませんから」と拒否する権利があるのは当然なのに、それができなくなってしまったということなのか。
もちろん、大国からの要請を拒否した場合、なんらかの制裁措置をとられて、その犠牲を払うことになるだろうが、はじめっから、大国が企てる戦争の最前線に否応なしに立たされるのと、派兵を拒否して、そのかわりに犠牲を払うのとでは、国民のプライドというか、やる気もまったく違ってくると思います。
もし、大国からの要請によって、日本人の派兵が現実に起こった場合、兵士の士気はいったいどのようなものになるのでしょうか。何のために行かされるのか、まったくわかりません。かつてのように「国家主義的天皇制」を利用することも今はできません。天皇自身が、恒久平和を願う発言をされているのですから。経済が悪化して、正社員が減らされている状態では、やはり「大学進学を保障する」とか「奨学金を与える」といった、報奨金で集めるのでしょうか。
もし、隣の大国が一番危険だと、安部さんが考えているのであれば、もっと刺激しないように、上手にバランスをとってやってほしいです。でも、彼が一番に考えているのはそんなことではないように思います。
もっと個人的な、何か、わかりませんが、なにか前の世代から受け継いだ執念のようなものを感じます。それをまず自分の中で平和解決できますように。その執念のエネルギーに吸い取られないように、祈っていきたいと思います。
日本海をはさんだ隣の大国と、太平洋を挟んだ別の大国との距離を見ると、今の政府のやり方は、あまりにバランスが悪すぎる感じがします。近くの大国の脅威から身を守るため、世界屈指の面積を誇る大海をはさんだ別の大国の傭兵として国民を差し出すために憲法解釈を変えるのは危険すぎるのではないかと、わたしの背中はゾクゾクしてきます。
世界地図ではなく、地球儀をみると、アメリカとヨーロッパの近さに比べて、日本とアメリカはそれほど近いわけではない。日本に何かあった場合、遠い国の軍隊がとうてい助けてくれるとは思えない。国内の基地でさえ、あれは別に日本を守るためにあるわけではないことは、これまでの経験から明らかでしょう。
イラク戦争のようなことが起こって、アメリカから要請を求められた場合、「今回は行きません。本当にあなたの言っていることが正しいかどうかわかりませんから」と拒否する権利があるのは当然なのに、それができなくなってしまったということなのか。
もちろん、大国からの要請を拒否した場合、なんらかの制裁措置をとられて、その犠牲を払うことになるだろうが、はじめっから、大国が企てる戦争の最前線に否応なしに立たされるのと、派兵を拒否して、そのかわりに犠牲を払うのとでは、国民のプライドというか、やる気もまったく違ってくると思います。
もし、大国からの要請によって、日本人の派兵が現実に起こった場合、兵士の士気はいったいどのようなものになるのでしょうか。何のために行かされるのか、まったくわかりません。かつてのように「国家主義的天皇制」を利用することも今はできません。天皇自身が、恒久平和を願う発言をされているのですから。経済が悪化して、正社員が減らされている状態では、やはり「大学進学を保障する」とか「奨学金を与える」といった、報奨金で集めるのでしょうか。
もし、隣の大国が一番危険だと、安部さんが考えているのであれば、もっと刺激しないように、上手にバランスをとってやってほしいです。でも、彼が一番に考えているのはそんなことではないように思います。
もっと個人的な、何か、わかりませんが、なにか前の世代から受け継いだ執念のようなものを感じます。それをまず自分の中で平和解決できますように。その執念のエネルギーに吸い取られないように、祈っていきたいと思います。