中国に行って、超近未来的なビルをたくさん見せられた。また世界的なシェアを目指す電化製品の豪華な本社ビルにも入らせてもらった。
すごいな~。田舎者にとっては一見の価値あり。
でも、日本に帰ってきたら、近代的なものはすっかり忘れてしまった。というか、最初見たときの驚きが、消しゴムで消したように消えてしまったのは何故だろう。
逆に、どんどん印象が色濃くなってきたのは、孔子の町で見た古い城壁とか、廟とか墓とか。墓苑は孔子林といって、なんと孔子の子孫の歴々の墓が10万基もあるという。昔は土葬だったので遺体を埋葬した土まんじゅうがそのまま残っていたりする。
夕方閉門寸前に入ったので、他に誰も観光客の姿も見えず、ガイドさんに連れられて、小走りで歩いて、一番奥の孔子様の墓までたどりついた。孔子の墓は孔子一族を代表するには案外簡素な墓で、なかなか感じがよかった。
ここには歴代の皇帝も何名か詣でたらしい。
ちょうど一年前ぐらいに父が亡くなり、今日子供たちをつれて父の遺影の前に座ったとき、遺影の父が、にっこり笑って孫を見る目が生前とまったく同じだったので、思いがけずものすごく泣いてしまった。
実はこれまで全然泣けなかったのだが。
孔子の町は亡くなった膨大な数の先祖たちの墓を取り囲むように、生きている人の生活空間があって、皆、食べたり飲んだり、喧嘩したり、商売したりしている。生きている人は、死んだ人といったい何がどう違うのか。
ここにいるときっとよく分からなくなるのではないか。
私も実はよくわからない。
生きている人と死んだ人はいったい何がどう違うのか。
死んだ人は生きている人とどう違うのか。
すごいな~。田舎者にとっては一見の価値あり。
でも、日本に帰ってきたら、近代的なものはすっかり忘れてしまった。というか、最初見たときの驚きが、消しゴムで消したように消えてしまったのは何故だろう。
逆に、どんどん印象が色濃くなってきたのは、孔子の町で見た古い城壁とか、廟とか墓とか。墓苑は孔子林といって、なんと孔子の子孫の歴々の墓が10万基もあるという。昔は土葬だったので遺体を埋葬した土まんじゅうがそのまま残っていたりする。
夕方閉門寸前に入ったので、他に誰も観光客の姿も見えず、ガイドさんに連れられて、小走りで歩いて、一番奥の孔子様の墓までたどりついた。孔子の墓は孔子一族を代表するには案外簡素な墓で、なかなか感じがよかった。
ここには歴代の皇帝も何名か詣でたらしい。
ちょうど一年前ぐらいに父が亡くなり、今日子供たちをつれて父の遺影の前に座ったとき、遺影の父が、にっこり笑って孫を見る目が生前とまったく同じだったので、思いがけずものすごく泣いてしまった。
実はこれまで全然泣けなかったのだが。
孔子の町は亡くなった膨大な数の先祖たちの墓を取り囲むように、生きている人の生活空間があって、皆、食べたり飲んだり、喧嘩したり、商売したりしている。生きている人は、死んだ人といったい何がどう違うのか。
ここにいるときっとよく分からなくなるのではないか。
私も実はよくわからない。
生きている人と死んだ人はいったい何がどう違うのか。
死んだ人は生きている人とどう違うのか。