辛口の外山慈比古先生の本をときおり買って来る。この人、むかし私が学生をやっていた時から、ひょこひょこ名前が出てきて、いまだにずっと新刊本を出し続けているというすごい人。たぶん90近いはず。英文学者なのに一度も外国に足を踏み入れたことがないらしい。
その先生の本を読みながらゲラゲラ笑う。
最近笑ったのは、自著を送りつけてくる人に対して、先生が怒っていること。先生ご自身は誰にも自分の本を送らないらしい。なぜならもらった方はお礼状を書かなくてはならないし、もらった人が自分の本を読みたいかどうかわからないからである。
それからもう1つ笑ったエピソードは、大学退官時の本の捨て方である。
研究室においてあったたくさんの書物を、どうしようかという段になって、他の先生たちは、大学の図書館に寄贈したり、学部の図書館に恭しく置いておいたりするそうだが、先生は、町内のゴミ出しの日に紐で縛って奥さんといっしょにゴミに出したそうである。ここも何だか笑ってしまった。
真面目なとこでは、「文学批評とはなにか」という文学評論は、いつも愛読している。これまで誰もはっきり答えてくれなかった問題に先生が、答えてくれたから。
今度、ゴミの捨て方の本を書いてくれたらぜったい買うけどな~。
その先生の本を読みながらゲラゲラ笑う。
最近笑ったのは、自著を送りつけてくる人に対して、先生が怒っていること。先生ご自身は誰にも自分の本を送らないらしい。なぜならもらった方はお礼状を書かなくてはならないし、もらった人が自分の本を読みたいかどうかわからないからである。
それからもう1つ笑ったエピソードは、大学退官時の本の捨て方である。
研究室においてあったたくさんの書物を、どうしようかという段になって、他の先生たちは、大学の図書館に寄贈したり、学部の図書館に恭しく置いておいたりするそうだが、先生は、町内のゴミ出しの日に紐で縛って奥さんといっしょにゴミに出したそうである。ここも何だか笑ってしまった。
真面目なとこでは、「文学批評とはなにか」という文学評論は、いつも愛読している。これまで誰もはっきり答えてくれなかった問題に先生が、答えてくれたから。
今度、ゴミの捨て方の本を書いてくれたらぜったい買うけどな~。