23日
八木やすのりさんという人がいます。この人は国府でべつだん仕事を召し使っている人というわけではないのですけれど、この人がまあ、律儀に立派なお餞別を下さったんです。国司という仕事柄、地方の人は、常識的にこれからはお別れしたら会うこともないし、ということで、姿を見せないものですが、真心のある人は、そんなことを気にせずに来てくれました。これはね、お餞別をもらったから、褒めてるというわけではないんです。
八木やすのりさんは、いったい何をお餞別にもってきたんでしょうか。気になります。
律儀に立派に、というところから饅頭1箱というわけではないと思います。
私はときどき「饅頭作戦」に出ますが、饅頭ではないでしょうね・・・「まごころ」ですかね・・・
「饅頭作戦」とは、ある人を懐柔したりするときに、まず饅頭をもっていくやり方ですが、八木やすのりさんは、直接、貫之さんに仕えるよう召しだされた人でもないのに、こうしてわざわざ別れを惜しみにきてくれたので、貫之さんは感動したのだと思います。そして後世に残る人物として記述されました。この人がダレだったかは伝不詳らしいです。
貫之さんのことが何となく好きだった人のような気がします。文学オタクとか。
「お餞別をもらったから褒めるわけじゃないんですよ」と書いてあるところは、ちょっと小心者の官吏という気がします。
八木やすのりさんという人がいます。この人は国府でべつだん仕事を召し使っている人というわけではないのですけれど、この人がまあ、律儀に立派なお餞別を下さったんです。国司という仕事柄、地方の人は、常識的にこれからはお別れしたら会うこともないし、ということで、姿を見せないものですが、真心のある人は、そんなことを気にせずに来てくれました。これはね、お餞別をもらったから、褒めてるというわけではないんです。
八木やすのりさんは、いったい何をお餞別にもってきたんでしょうか。気になります。
律儀に立派に、というところから饅頭1箱というわけではないと思います。
私はときどき「饅頭作戦」に出ますが、饅頭ではないでしょうね・・・「まごころ」ですかね・・・
「饅頭作戦」とは、ある人を懐柔したりするときに、まず饅頭をもっていくやり方ですが、八木やすのりさんは、直接、貫之さんに仕えるよう召しだされた人でもないのに、こうしてわざわざ別れを惜しみにきてくれたので、貫之さんは感動したのだと思います。そして後世に残る人物として記述されました。この人がダレだったかは伝不詳らしいです。
貫之さんのことが何となく好きだった人のような気がします。文学オタクとか。
「お餞別をもらったから褒めるわけじゃないんですよ」と書いてあるところは、ちょっと小心者の官吏という気がします。