底冷えの 消しゴムのカス 縮こまる
前頭葉 形がわかる 張り出し具合
飼い猫と 視線カチ合う ストーブの前
家族からの酷評をバネに、『奥の細道』角川ソフィア文庫ビギナーズクラシックを読み進んでおります。
さすがだなあと思うのは、地の文に、句の背景説明が一切なく、地の文も詩のように簡潔かつ美しいことです。節目節目に今ならデジカメ写真が一枚、二枚、入るのでしょうが、そこに芭蕉の俳句がばちっと入って、文章全体をを引き締めています。
中に、エッと思うような 下手句もあってよく見れば下に小さく (曾良) と書いてあります。
例えばこんな感じの句が!
象潟や 料理何食う 神祭り (象潟ってとこに着いたけど、ここの祭りの料理って何食べるんだろね) 私訳
こんなんで『奥の細道』に載せてもらえるなら私だって、と野心がわいてきました。
ひょっとしたら芭蕉は自分の句を引き立たせるために、弟子の句も入れたのではないかと、よからぬ疑念さえわいてきます。
しかし、曾良は、芭蕉の秘書として、実務能力に優れ温厚篤実な性格の持ち主、旅ルートの策定、随行日記、会計など、すべてめんどくさいことを担当した方だったらしいので、芭蕉も感謝の意味をこめて載せたのかもしれません。
試験の後は、家でDVDを二本立て続けに見て、俳句脳のスイッチをオフにしました。
昨日見たのは『アバンチュールはパリで』と『孫文』です。
今日は、和歌山へ吟行に行きます。
前頭葉 形がわかる 張り出し具合
飼い猫と 視線カチ合う ストーブの前
家族からの酷評をバネに、『奥の細道』角川ソフィア文庫ビギナーズクラシックを読み進んでおります。
さすがだなあと思うのは、地の文に、句の背景説明が一切なく、地の文も詩のように簡潔かつ美しいことです。節目節目に今ならデジカメ写真が一枚、二枚、入るのでしょうが、そこに芭蕉の俳句がばちっと入って、文章全体をを引き締めています。
中に、エッと思うような 下手句もあってよく見れば下に小さく (曾良) と書いてあります。
例えばこんな感じの句が!
象潟や 料理何食う 神祭り (象潟ってとこに着いたけど、ここの祭りの料理って何食べるんだろね) 私訳
こんなんで『奥の細道』に載せてもらえるなら私だって、と野心がわいてきました。
ひょっとしたら芭蕉は自分の句を引き立たせるために、弟子の句も入れたのではないかと、よからぬ疑念さえわいてきます。
しかし、曾良は、芭蕉の秘書として、実務能力に優れ温厚篤実な性格の持ち主、旅ルートの策定、随行日記、会計など、すべてめんどくさいことを担当した方だったらしいので、芭蕉も感謝の意味をこめて載せたのかもしれません。
試験の後は、家でDVDを二本立て続けに見て、俳句脳のスイッチをオフにしました。
昨日見たのは『アバンチュールはパリで』と『孫文』です。
今日は、和歌山へ吟行に行きます。