真白き富士の峰

教会のＫ夫人とカラオケに行きました。Ｋ夫人は86歳ですが、私と文学趣味がぴったり合って、話しが尽きません。
Ｋ夫人のおハコは　瀬川英子のデビュー曲「長崎の夜はむらさき」「箱根の山」「星影のワルツ」「珍島物語」
私の好きな歌は、薬師丸博子の歌すべて（今は「僕の宝物」）と、「あわてんぼうのサンタクロース」と「切手のない贈り物」と「さそり座の女」です。
いつもＫ夫人と一緒に歌っているおかげで、Ｋ夫人の十八番もすべて歌えるようになりました。

Ｋ夫人も私も大好きな歌が「真白き富士の峰」です。
残り時間10分を知らすお店の電話が入ると、これをセットして、大合唱して終わりにします。

その歌詞が、悲しいのですが、当時非常によく歌われたということです。


真白き富士の嶺、緑の江の島

仰ぎ見るも、今は涙

歸らぬ十二の雄々しきみたまに

捧げまつる、胸と心


ボートは沈みぬ、千尋（ちひろ）の海原（うなばら）

風も浪も小（ち）さ腕（かいな）に

力も尽き果て、呼ぶ名は父母

恨みは深し、七里ヶ浜辺


み雪は咽びぬ、風さえ騒ぎて

月も星も、影を潜め

みたまよ何処に迷いておわすか

歸れ早く、母の胸に