猫句会

俳句を始めてそろそろ一ヶ月、できた句を携帯で身近な友人に送ったりしているうちに、数人から返句が帰ってくるようになり、句会ができそうな雰囲気になってきたが・・・・そして、友人の方から「ぜひ句会しようよ！」という声も聞こえてきたが、今になって、グズグズ、ジュクジュク、ウジウジ考え出した、優柔不断な私・・・


だって、誰の句か、すぐわかってしまうもの。長い付き合いだと、最初の５文字を詠んだだけで、作者の見当がついてしまうもの。
選句するとき、いろいろ雑念が沸いて、その結果も、もめそうな予感がするもの。
だから句会はや～めた。
吟行の旅も、かつて数人で行ったことがあるが、私ともうひとりのＭさんがべらべらおしゃべりばかりしていて、「あれがおいしそう！」とか「あそこに行ってみよう」とか言いだすので、Ｓ子さんに「おしゃべりやめて、いいかげん句作ろう！」と怒られたりした。
でも、私は一つのことにじっと専念すると、作れないタイプなんだ、きっと。
ごちゃごちゃいろいろなことを平行させてやっていくほうが疲れないし、長続きするし、句もたくさん作れる。
吟行もついでに買い物したリ、仕事をしている方がはかどる気がする。

しかし、どうしても句会をするというならば、選考は飼い猫にしてもらおうと思う。
最近、飼い猫もストーブの前でいっしょに俳句王国を見ているし、猫の存在そのものが俳句のようにも見えてきた。

今日の一句

箱座り　俳句王国　猫も見る



猫の前に、各人の俳句の短冊を置いて、猫の手がさっと伸びたのを特選句とする、という決まりなら句会をしてもいいかな。