ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

今年度最後の授業

2010-12-16 | 日記
映画会の映画選定には本当に困らされる。

万人に向く映画というのはないのだなあと、つくづく思い知らされる。

男子が多い今年のクラスは「戦争映画にしてください。ハラキリとか」と言うが、

「それだけは勘弁してくださいよ、更年期ですから」と言ってやんわり断る。

戦争物は、嫌いだ。

女子は恋愛物がいいと言う。

恋愛物? だれて寝るよな~と思う。

結局どたばた喜劇になることが多い。

万人に向くものがないと言う点では教室の空調。

大体、学生の好きな温度は、私には暑すぎる。

じっと座っているのと、立って話しているのとは、体温も違ってくるのだが、今年は本当に上半身が暑い。

あんまり暑いと、前の方の窓を開けないと、汗がたらたら。

学生は不満顔だが、「すみません、更年期ですから」というと、苦笑している。

「てにをは」がめちゃくちゃでも、「更年期」という言葉だけはしっかりと定着したと思う。