ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

布団の中は江戸の町屋

2012-01-28 | 日記
夜寝しなに布団の中で会う人は芭蕉。
居間と台所の境にあるソファーで会う人は高浜虚子。
仕事机の脇にあるサイドボードの横の本棚の前の座布団で会う人は万太郎。

夜寝る前に布団の中で、芭蕉の本を手に取る時がやっぱり一番ホッとする。
この1ヶ月ずっと芭蕉の評伝を読んでいるので、まるで布団の中が江戸時代の町屋にいるような気がする。
芭蕉は、ある事件が起こるまでけっこう陽気な社交的なひとだったらしい。
その本によれば、芭蕉の良い人と甥っ子が駆け落ちしたらしい、というところで昨日は終わった。
さて今晩はその続きを・・・
こうして不眠症とは縁のない夜が過ごせるのである。