以前、パイプ類を使ってADAグラスカウンターに似たタイプのバブルカウンターを作ったのですが 私の場合パイプ類の買い置きがあるのですぐ作れたのですが 作るためにわざわざ材料を買い集めると結構な金額になり 市販のバブルカウンターを買った方が安くついたりします。見栄えを気にしなければ身近にあるものを利用して安価に作ることができます。
そこで…
空き容器などを使って作ってみました。中には実用にならないものもありますが失敗例として載せておきます。
注意点として キャップ類は難接着材の場合が多く 基本的には接着剤やシーラント類(バスコークなど)が使えないので接着剤を必要としない方法でジョイントを接続します。工作方法はこちらをご覧ください。
ノズルも使っているパイプによってまちまちです。もちろんノズルの穴の大きさで出る泡の大きさも変わってきます。
①6mmパイプ+コトブキプラジョイント(少し削ってパイプに入るよう加工して接着剤で接着します)
②5mmパイプ+3mmパイプ
③パイプを火であぶって伸ばしてノズルにする(今回は使っていません) など
■使い捨てライター
使用材料
・5mmプラパイプ
・6mmシリコンチューブ
分解して本体部分のみを使います。バルブが入っていた穴をドリルで拡大して反対側にも穴を開け、シリコンチューブを被せた5mmパイプをしっかり差し込みます(5mmパイプに6mmシリコンチューブを被せた場合 開ける穴の大きさは5.8mmです)仕切り板の隙間から出る泡でカウントします。中に入る水の量が少ないのが欠点です。
■使い捨てライター その2
・5mm 3mm プラパイプ(タミヤ)
・接着剤
仕切り板の隙間を接着剤でふさいで左右に分けました。それぞれの上下に穴を開けるとバブルカウンター2連装になります。2本同時にカウントできますがホース類の取り回しがじゃまになるので面倒くさいだけです。こんなのも作れるかなと思いついただけです。
■カバヤ ジューシーの容器
・5mm 3mm プラパイプ(タミヤ)
・接着剤
・6mmシリコンチューブ
ちょっと大きめですね キャップが接着剤が効かないので一応接着してありますがあまり信用はできません。圧力が高いと使っている途中で「ポン!」とキャップが外れるかも?!
■ブレスケアの容器
・5mm プラパイプ
・6mm パイプ
・コトブキ プラジョイント
・シリコンコーキング材(バスコーク)
・接着剤
大きさ形状ともベストですが惜しいことにキャップが難接着材なのでバスコークで栓をしてあります(キャップは見た目が良いように被せてあるだけです)
■ラムネ菓子の容器
・5mm 3mm プラパイプ
・6mmシリコンチューブ
・接着剤
・ゴム栓
キャップが頼りないのでゴム栓を使っています。ちょっと泡が確認しにくいかな?
■溶剤の容器
・5mm プラパイプ
・6mmシリコンチューブ
底に穴を開けられないので上からパイプを入れてあります。パイプの先を斜めにカットすると泡が少し小さくなります。ガラス瓶なので重く安定感があり 置いても倒れません。
■サンプル容器(何が入っていたのか忘れました)
・5mm プラパイプ
・6mmシリコンチューブ
作り方は先ほどのボトルと同じですが軽くて小さいので すぐに倒れそうです。
■シャンプーの試供品のボトル
・5mm 3mm プラパイプ
・6mmシリコンチューブ
この手の容器は探すと結構出てきますがボトルが透明なものを使います。
蓋と底に穴を開けて5mmパイプに6mmシリコンチューブを被せたものを差し込んであるだけです。
■プラスポイト(5ml用)
・5mm 3mmプラパイプ
・6mmシリコンチューブ
・接着剤
スポイトを適当な長さに切ってシリコンチューブを被せた5mmプラパイプを差し込んであるだけです。
先が壊れていたものをパイプとして使えるかと捨てずにとっておいたものです。
泡がゆっくりと上って行き結構綺麗で気に入っています。細いのでCO2の添加量が多いと泡で中の水が押されて出て行くので水が無くなってしまいます。小型水槽への発酵式での添加程度なら使えそうです。
溜められる水の量が少ないので少し長い目に作った方がいいでしょう。
■ストロー
・太めのストロー
・5mm 3mm プラパイプ
・接着剤
・6mmシリコンチューブ
作り方は上のスポイトと同じで シリコンチューブをパッキンとしてパイプを差し込んであるだけです。
やはり細すぎでしたね。中の水が泡と一緒に出て行ってしまいます。微量な添加なら何とか使えます。ダメと分かりつつ作ってみました。
■シャープペンシル
・6mmパイプ
・コトブキプラジョイント
・接着剤
シャープペンシルは軸の内径が大きいものを選びます。分解して不要部分を切り取り 穴に合うパイプ類を差し込んでジョイント部分を作成します。
■ポッカ キレートレモン の容器
・5mm プラパイプ
・6mmシリコンチューブ
何とか使えそうな大きさかな?と思って作ってみました…が ちょっとビンが大きすぎですね。ラベルを剥がすのに時間がかかります。アルミ製のキャップなのでジョイントを取り付ける穴を開けると断面が鋭利でシリコンチューブが切れるおそれがあり炭酸用ペットボトルの蓋(瓶に合わせて少し切り取る)に交換してあります。あとは溶剤の瓶と同じ作り方です。
家の中を探してみると わざわざ材料を買いに行かなくてもバブルカウンターに使えそうなものが結構ありますね。液体が入っていた容器なら中身が漏れないように作ってあるので工作が簡単で蓋を開けて水を補充したり中を掃除することができます。シャンプー、化粧品の試供品の容器などの小さくて密閉性の高いものがおすすめです。100円ショップで売られている容器類も使えそうですね。
菓子類の容器はラベルが剥がしにくいうえ本体との密閉性に欠けるものが多いので結構工作に苦労します。特にキャップ部分は冒頭にも書きましたが 難接着材の場合は必ず接着剤を使わない方法でジョイントを接続します。接着剤を使わない=作ってすぐに使えるというメリットもあります。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
今回も続編があります。
今回のオマケ
今年も恒例のクルマのイベントの手伝いに行ってきました。
さて…… この車は何でしょう (クリックで拡大)
答えは ↓ ちょっと下にあります。
分かりましたか?
答えは オロチ 兜 でした。
ウチのカウンターは350ccのペットボトルです。
ちょっと大きいんですが、発酵式CO2の
アルコールトラップになればと思っています。
はたして機能してるんでしょうか?
カバヤジューシーはド・ストライクです。
まだ、あるんですね~懐かしい。
ジューシーに反応ですか! スーパーで駄菓子をいっぱい買い込んだ甲斐がありました。ジューシーとラムネ菓子は今でも定番のようです。
ペットボトルだと水の量が多いので飽和状態(炭酸水)になるまで時間がかかるでしょうがあとは問題は無いですね。発酵式なら夜にペットボトルの水をセットすれば朝には飽和状態になってスタンバイOKですね。
最初はこらえていましたが、ラムネでとうとうこらえきれずに一人夜中に吹き出してしまいました。ここまでするか~。
正にアイデアの勝利ですね。
ラムネ菓子…ウケましたか。どうしてもブログに載せたくてわざわざゴム栓を買いに行った甲斐がありました。
他にもいろいろ容器を集めたのですがセレクトしてこれだけ?になりました。角型のたれ瓶でも作りたかったのですが素材が柔らかすぎで実用にならず泣く泣く「没」にしました。
やっぱりシャンプーの試供品などのボトルがもともと液体が入っていただけに密閉性が高くおすすめです 10分もあれば作れますよ