著者:小幡 績 👆
この方は、物凄く頭の良い方だな…というのはわかります。
よくメディアやネット記事等で「ワクチンこそ “ 切り札 ” 」という表現を聞きます。
切札(きりふだ) の意味
トランプで、他のすべての札を負かす力を与えられた札。
とっておきの最も有力な手段。「最後の切り札を出す」「切り札となる証拠」
…だそうです。
私がメディアやネット記事等(この記事もネット記事)を見る限り、概ね、次のようにおっしゃってると思います。
ウイルスは増殖(コピー)するときに、ある一定の確率で、変異が生じる。
だから、感染者が多くて、次々と感染拡大している状況では、それだけたくさんウイルスの増殖(コピー)が起こっているのだから、それだけたくさん変異が生じる。
だから、できるだけ迅速にたくさんの人々にワクチンを投与して、集団免疫をつけるべきである。
私も、そのとおりだと思ってます。
ただし、それでも、ウイルスの変異は起きるときには起きます。
集団免疫を獲得したときよりは確率が低くなりますが、0にはなりません。
(そもそもこの世に、100か0かというのは、非常に非常に非常に…稀です。)
ところで、個々の仕事(業務)(…それは、ワクチン接種だけでなく、その事前の手続きも含めて…)は実務なのだから、結果がお粗末である以上、それを何だかんだ屁理屈こねて正当化してはダメ 🙅 です。
いくら理論武装して屁理屈こねても、事前の手続きからワクチン接種まで遅れてるのは事実なのだから、それを正当化してはダメ 🙅 です。
理由はいろいろあるのはわかりますが、実務ですから、結果がお粗末である以上、それが結果です。
例えば、電気・ガス・水道が止まってしまって一向に復旧しないとどうなるか?
「武蔵小杉のタワマン」で起こった出来事を調べて、頭のなかでよ~く想像してください。
それが(長期化すると)いかに悲惨か…。
こういった物凄く頭の良い人も、電気・ガス・水道・食料・流通・住居・金融・情報通信・医療・消防・治安…etc. これらの物やサービス等が安定的に供給されてなければ、生存・生活・活動できないですよね?
これらの物やサービスは、それに携わって責任感(使命感)を持って働いている人々によって成り立っています。
この当たり前のことを、もう一度明確に意識して、くれぐれも “ 上から目線 ” で他者を見下すことだけは、お控えください。
それともう一つ、物凄く頭の良い優れた医学博士のご意見や現場の医師や医療従事者の生の声、さらには、自宅療養で九死に一生を得た人のお話も、ぜひ聴きたいです。