Einziger, ewiger, allgegenwärtiger
唯一、永遠、遍在(Google 翻訳)
Schoenberg: Moses und Aron / Act 1 - "Einziger, ewiger, allgegenwärtiger" · Franz Mazura · Sally Schweikert · Elizabeth Gottlieb · Karen Brunssen · Roald Henderson · Bradley Nystrom · William Kirkwood · Chicago Symphony Orchestra · Sir Georg Solti
Schoenberg: Moses und Aron
℗ 1984 Decca Music Group Limited
Released on: 1984-12-03
Composer Lyricist: Arnold Schoenberg
歌劇≪モーゼとアロン≫全曲 第1幕 第1場 「ただ一にして永遠なる神 あまねきところにおわす神」 (モーゼ)
〔08:22〕
Schoenberg: Moses und Aron / Act 1 - "Ein Wunder erfüllt uns mit Schrecken" · Barbara Bonney · Daniel Harper · Chicago Symphony Chorus · Chicago Symphony Orchestra · Sir Georg Solti
Schoenberg: Moses und Aron
℗ 1984 Decca Music Group Limited
Released on: 1984-12-03
Composer Lyricist: Arnold Schoenberg
《 …『旧約聖書』の「出エジプト記」に題材を採った歌劇《モーゼとアロン》。シェーンベルクはモーゼとアロンという相反する価値観を持った兄弟の精神的な対立を通して、ユダヤ教徒としての信条告白をしています。第2幕までは完成されましたが、第3幕は台本が完成した段階で終わりました。ショルティはこの劇的で晦渋ともいえる作品を、手兵であったシカゴ交響楽団の卓抜な技巧や能力を存分に発揮させて、完璧なまでに再現しています。… 》
《 【作曲】
アルノルト・シェーンベルク(1930~32年)
【初演】
1957年6月6日 チューリヒ、市立劇場(舞台上演)
【台本】
作曲者シェーンベルク自身による(ドイツ語)
【原作】
旧約聖書『出エジプト記』第2、3、32章
【演奏時間】
第1幕 50分
第2幕 50分 合計 約1時間40分
あらすじ
【時と場所】
紀元前16世紀頃、エジプト
【登場人物】
モーゼ(語り): 古代イスラエルの預言者
アロン(T): モーゼの代弁者
ほか
【第1幕】
時は紀元前16世紀頃、舞台はエジプト。この地でイスラエルの民はファラオに囚われて苦しんでいます。神はモーゼに「イスラエルの民を救う預言者となれ」と告げました。モーゼは「民衆に伝わるように語ることが自分にはできない」と言うと、神は「アロンがお前の代弁者となるだろう」と言いました。… 》
《 第 1 章
はじめに神は天と地とを創造された。
2 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。…
… 27 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
28 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。… 》
《 第 1 章
さて、ヤコブと共に、おのおのその家族を伴って、エジプトへ行ったイスラエルの子らの名は次のとおりである。… 》
《 …【「はじめに」より】
聖書には、旧約聖書と新約聖書があり(略)旧約聖書のほうは、大小39の書から構成されています。そのほぼ半分は古代イスラエルの先祖たちの物語や王国の歴史記述ですが、預言者たちの言葉、イスラエルの民が詠った詩歌、さらに短編小説を思わせる物語や人生を省察した作品などがそこに加わります。聖書と呼ばれるので、堅苦しい宗教的な教えを思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、そこには人間味あふれる物語が少なくありません。(略)
ユダヤ教の聖書がキリスト教に受容されることにより、旧約聖書に伝わる思想の多くもキリスト教へと引き継がれました。唯一神観、自然観、歴史観、人間観など、キリスト教思想の多くは旧約聖書に由来します。それだけではありません。ユダヤ教やキリスト教を介して、旧約聖書の物語や思想はイスラム教にも受け継がれました。初期のイスラム教徒が自分たちを創世記に物語られるアブラハム(イブラヒム)の子孫と理解したことなどは、その一例です。
旧約聖書を残した古代イスラエルの民は、紀元前1200年前後にパレスチナに定住した弱小の一民族でした。紀元前1000年ころに王政に移行したあとも、彼らは弱小の民であるがゆえに、南のエジプトと東のメソポタミアに興ったアッシリアやバビロニアといった大国のはざまで翻弄され続けました。王国は南北に分かれ、北王国は紀元前七二二年にアッシリアに滅ぼされ、南のユダ王国は紀元前586年にバビロニアによって滅ぼされ、主だった人々は失ってバビロニア捕囚民となりました。捕囚から帰還した紀元前6世紀後半以降、エルサレムを中心とする彼らの地はペルシア帝国の一属州になり、ペルシア帝国が滅亡してからは、エジプトのプトレマイオス朝の、またシリアのセレウコス朝の支配下に組み込まれました。旧約聖書に記されたもっとも新しい時代は、マカベア戦争と呼ぶ、ユダヤの民が蜂起し、セレウコス朝に独立戦争を挑んだ紀元前二世紀前半です。その後、独自の王政が敷かれた時期もありますが(略)反ローマ独立戦争に敗れたユダヤの民は故地を失い、世界に散在する民(ディアスポラ)となるのです。
古代イスラエルのこのような歴史のなかで、旧約聖書は書き記されました。そしてそれが、ユダヤ教成立の基礎となり、キリスト教誕生の土壌となり、イスラム教にまで浸透しました。当時の古代オリエントの強大国に翻弄され続けた弱小の民が残した旧約聖書は、こうして、その後の宗教の歴史にはかりしれない影響をおよぼすことになりました。それは人類宗教史に生起した一大逆説と呼びうるような現象です。(略)… 》
《 … では、どのような人が中絶禁止を唱え、また反対しているのでしょうか。中絶禁止を推進する運動家はプロライフ(生命を支持する)派と称し、中絶禁止というより、自分たちは生命を守ろうとしているのだと主張しています。彼らの論理は基本的に、胎児を受精の段階で「人間の生命」であると定義することで、女性の中絶を殺人であると解釈し、これを禁止するというものです。この立場を取っているのは「福音派」と呼ばれる、プロテスタントの中でも保守派の人たちに多く、アメリカ南部や中西部といった地方に集中しています。… 》
《 … 山のように来る「中絶反対」の投書
その後、同じ街の新聞社で記者として働き始めて驚いた。「中絶は神への冒涜!」「中絶反対!」「受精の瞬間から胎児には生きる権利がある。殺すな」と書かれた読者からの手紙や投書が毎日大量に編集部に届くのだ。「ダーウィンの進化論なんて許せない。そんなものを学校で教えるな」と書かれた手紙もあった。…
… 「中絶問題を取材したい」と言うと、エディターが地元の「中絶反対派」のリーダー的人物の名前をメモに書いてくれた。アポを取り、出かけようとすると、同僚記者たちは「ひえー、あそこに行ってはたして洗脳されずに無事に帰ってこられるかな?神のご加護を!」と大騒ぎだった。「中絶問題とキリスト教信者の政治的パワー。これがわからないとアメリカって国の半分もわからないよ。頑張って」と背中を押してくれたエディターもいた。
「中絶は殺人です。おそろしい罪です」
街はずれにある、マリアン・ピース・センターというキリスト教団体の運営者、バーバラ・スミスさんの自宅を訪ねた。彼女は小さな街に、全米から4000人のカトリック教徒を集めてイベントを開催してしまうほどの大きな影響力の持ち主だ。
彼女とその仲間は、中絶処置を提供するプランド・ペアレントフッドの建物の前で「中絶反対」を唱え、マリア像を手に賛美歌を歌い祈るイベントも行っていた。
「あなたの宗教は何?」とスミスさんは開口一番、私に聞いてきた。「無宗教です」と私が答えると「そう。私はカトリック教徒。中絶は殺人です。おそろしい罪です」と言った。部屋の中には100体以上のキリスト像が飾られており、台所のシンクの中にも、十字架に磔されたキリスト教像が置かれていた。
「この国では法律上、中絶は合法ですよね? それなのに、なぜ罪なのでしょうか?」と聞いてみた。
「たとえこの世の法律で合法であろうと、神の法の下では最大の罪です。妊娠の瞬間から私たちには産む以外のチョイスはありません。授かった命を殺す権利は、誰にもないからです」
汝殺すなかれ、という聖書の言葉を守ることがカトリック教徒としての最大の使命なのだという。…
… 同じ街のカトリック教会の神父に「もしカトリック教徒が中絶したらどうなるのか?」と聞くと「中絶は破門に相当する。だが、もし本人が悔い改めれば、カウンセリングをして、教会から追放することはしない」と答えた。
ちなみにカトリックの神父は全員、男性だ。宗教が日々の暮らしと密接に関わっている小さな町では、自分の属するキリスト教会から追い出されることは死活問題に近い。… 》
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