《 … 2002年に「蓮の花」として訳出したものですが、その後詩の内容から見て、蓮ではなく熱帯性の睡蓮の詩であることが判明したため改題、本文にも手を入れ、原詩を追加しました。欧米では蓮と睡蓮の区別が明確でなく、ドイツ語では両方”Lotus”と呼ばれるための誤りでした。
( 2008.06.29 甲斐貴也 )》
《 … シューマンの”ミルテの花”という歌曲集の7曲目に
Die Lotosblume (はすの花)という、有名な歌曲があります。
リートではいわゆる定番曲の一つかもしれません。…
… Lotosbulume は はすの花ではなく、
”夜咲き睡蓮(熱帯睡蓮)”のことである可能性がある
ということ。
確かに私の知っているはすは、朝咲いて暗くなると閉じますけど、
この曲では夜に花開くことになってます。… 》
ロベルト・シューマン - Robert Schumann (1810-1856)
ミルテの花 Op. 25
Myrthen, Op. 25 から
バーバラ・ボニー - Barbara Bonney (ソプラノ)
ウラディーミル・アシュケナージ - Vladimir Ashkenazy (ピアノ)
ペーター・シュライアー - Peter Schreier (テノール)
クリストフ・エッシェンバッハ - Christoph Eschenbach (ピアノ)
Myrthen, Op. 25: No. 7. Die Lotosblume
作詞 : ハインリヒ・ハイネ - Heinrich Heine
ディアナ・ダムラウ - Diana Damrau (ソプラノ)
ヘルムート・ドイチュ - Helmut Deutsch (ピアノ)
録音: 4 September 2006, Angelika-Kauffmann-Saal, Austria
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ - Dietrich Fischer-Dieskau (バリトン)
クリストフ・エッシェンバッハ - Christoph Eschenbach (ピアノ)
Happy birthday to the German Romantic composer #RobertSchumann born on this day in 1810 in #Zwickau 🎂🇩🇪🎶 pic.twitter.com/M8fgGBHjeS
— Nicole Conroth 🇧🇪🇪🇺🇦🇹🎶 (@ConrothN) June 8, 2024
《 … エルネスト・ショーソン(1855-1899)の《愛と海の詩》ではライラックが、フランス語名の「リラ」として現れる。… 》
まあ簡単に言うとシナジーということで
1+1=2 だけではなく
1+1=3 という世界を
数理的に表現しようとしたもののように受け止められる。