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最初は第3番というお話をいただいていたのです。ショパン・コンクールでも弾いていましたし、好きな作品でしたので。でも、「バラード第4番」も憧れていた作品ですので、弾いてみたいとお引き受けしました。… 〙
同号に収録した「アーティストが語る羽生結弦歴代プログラムの美」では、同じ1994年生まれの世界的ピアニスト・反田恭平さん(27歳)にインタビュー。羽生選手の代表的なプログラムの一つである『バラード第1番』を見ての感想を語ってもらいました。誌面に掲載できなかった内容を本記事では紹介します。
昨年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで反田恭平がこれまでの日本人最高位タイとなる2位の快挙を達成した。何よりも「“ショパンが好きなんだよ”ということを伝えたかった」と臨んだコンクールでは大きなプレッシャーを感じながらも、全身全霊を傾けた演奏で魅了した。
「15年前から憧れていたステージでしたから、最高ですよね。パリコレにでたいと思っていた人が、パリコレのランウェイを歩いているようなもので」
ファイナルではオーケストラとぴったりと息のあった演奏を披露し、最後は観客のスタンディングオベーションを受け、喝采を浴びた。
そんなクラシック界の若き天才が、今回、発売中のNumberフィギュアスケート特集で羽生結弦の代名詞と言われるプログラムの一つ、ショパン の『バラード第1番』について語っている。
その取材の数日前、反田は第9回ショパンコンクールで史上最年少優勝を果たした クリスチャン・ツィメルマン に会ったという。その彼こそ、羽生の『バラード第1番』を演奏した人物である。偶然とはいえ、何か不思議な縁を感じた。
「すごく柔らかい印象があるなかでも核となるシーンがしっかりとありますよね」
8年前、当時留学していたロシアで見た同学年・羽生結弦のソチ五輪の演技を今回映像であらためて確認して、反田はそう懐かしそうに振り返った。… 〙
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