菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよ吹く 空を見れば
夕日かかりて 匂い淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小径を たどる人も
蛙の鳴くねも 鐘の音も
さながら霞める 朧月夜
窓から外を眺めると今日も春霞です。
春霞って霧なのかと思っていました。
でもさっきテレビで黄砂の現象って言っていました。
日本では今のところ車が汚れるとか、涙が出る、鼻が出る程度ですが、
中国とかはすごいですね。
砂嵐って感です。
一面の菜の花畑、見てみたいです。
淡路島にあるって聞いたけど、もう遅いだろうな・・・
「いちめんの 菜の花」ってフレーズを重ねる詩があった記憶。
朗読すると目の前に菜の花畑が広がってくる気がした。
一面の菜の花 一面の菜の花 一面の菜の花 …
そんなフレーズで始まる詩が。
そういえば菜の花畑って見なくなりました。
小学生同時、学校への道は半分ぐらい田んぼの畦道で、畑とまではいきませんが、アブラナの歩道ぐらいにはなってましたよ。
花粉にはアレルギーを示さない僕も、粒子の大きい黄砂には少し反応してるようです。
風 景 (純銀もざいく)
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな
なぜ「いちめんのなのはな」で「純銀」なのか、いろいろ分析がありましたね。
昔は菜種油を採るために刈り取りの終わった田に菜種を植えていたようですね。
うちは山村でしたから、小さな畑と小さな田しかなかったですけど、畦道に春になると菜の花が咲いていて、冬の終わりを感じたものでした。一面の菜の花見てみたいです。
てっきり谷川俊太郎かと思っていました…
山村暮鳥なんですね。
確か中学の国語の教科書か参考書に載っていたはず、
と思い探してみたら、ありました。
懐かしく思って何度か口に出して読んでみました。
中学の時と違って、目の前に菜の花畑の風景が広がる不思議な感覚。
経験を積んだからかな?
そうそう、なぜか最後の行だけ、
「いちめんのなのはな。」
と読点(。)が付いているんですよね。
なぜか、参考書にやじは赤線でその読点にチェックを入れているんです。なぜかな~。