涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

京都に冬の訪れ:まねき書きがはじまった

2007年11月06日 | Weblog


京都の冬のたよりは、南座の顔見世興行。
学生時代に当時つきあっていた相手と寒い冬に震えながら並びました。
当時はまだネット予約なんてものは無く、
発売前日の夜から鴨川沿いの南座(当時はまだ古い南座)に並びました。
京阪電車の淀屋橋行き最終列車が出ると、南座のロビーまで入れてくれました。
だって、老人に倒れられたら困るもんね。


その南座の名物は南座正面に揚げられる「まねき」でしょう。
歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場、御園座、松竹座、博多座にもありません。


その「まねき」を今日から書き始めたそうです。
檜の板に、日本酒を混ぜた墨を使って、勘亭流という独特の字体で書いてゆきます。


今年の顔見世興行は「二代目中村錦之助襲名披露」でもありまして、
(初代中村錦之助は万屋錦之助ですね)
中村時蔵の息子中村信二郎が二代目中村錦之助を襲名します。
襲名といえば、幹部そろって口上の挨拶をし、「隅から隅までずい~と・・・」ってことになるのですが、
そんなに大きな名跡ではないので、今回は劇中で襲名の口上となるようです。


ちなみに出演者は中村富十郎、尾上菊五郎、藤田藤十郎、片岡仁左衛門、
市川左団次、片岡我当、片岡秀太郎、中村時蔵、中村錦之助、中村梅玉
尾上幸四郎、尾上松緑、等々、東西の名優勢ぞろいです。
勿論、歌舞伎座でも国立劇場でも公演があるわけで、
勘三郎、玉三郎、三津五郎、海老蔵らは歌舞伎座、
吉右衛門、染五郎は国立劇場です。


12月は歌舞伎座も南座も行きたいのですが、
今年は台湾旅行に大枚はたき、今回急遽広島へ行くことにしたので、
もう年内は文楽に行くので精一杯です。


来年の一月は、松竹座で藤十郎の十八番の「葛の葉」を次男の扇雀が挑戦。
三津五郎が「芋掘長者」と「吉野山」と「沼津」に出て、
そして「沼津」は藤十郎と秀太郎、我当。多分、今の役者では最高の取り合わせ。
あ、仁左衛門、秀太郎、我当の三兄弟も最高かも。
これも藤十郎の十八番の「封印切」の忠兵衛を長男の翫雀、梅川を次男の扇雀が演じるという、
ちょっと世代交代を感じさせる舞台です。
これは観に行かないと。


 


あ、そうそう、今日のお昼に地震がありましたね。
先日神戸に行ったもんだから、すわ大地震か、とひやひやしました。
なんと言っても、近畿地方は大地震が起きる可能大ですから・・・
近鉄電車のダイヤもみだれたとか。
ま、帰る時には正常化していましたが。
大阪のほうはいかがでしたか?



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2 コメント

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今年も行けるかな? (M.I)
2007-11-07 14:08:59
南座顔見世の準備が始まったのですね。

昨年初めて「まねき」を見て、念願の顔見世に来たと実感したのを思い出します。

いいもんですよね。



昨夜は東京国際フォーラムからブラブラ歩いて五郎蔵へカレーを食べに行きました。

途中の歌舞伎座の楽屋口には中に置ききれない?見事な胡蝶蘭の大鉢が表に並んでいました。

もう寒いんだから中に入れてやってくんないかな~!と余計なお世話を考えつつ食した煮込みハンバーグカレー。



今月の歌舞伎座は顔見世だと言うのにチケット売れてません。



夜だけのつもりでしたが昼も三階へ行ってみましょうか。

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南座は (やじ)
2007-11-07 19:57:36
>M.Iさん
南座には総見の日があったりして、
京都らしい芝居見物を楽しむことができます。
何年も前に、当日券であの井上八千代さんの隣の座席になったことがありました。
たくさんの舞妓さんが挨拶に来て、間近で舞妓さんを見ることができました。

歌舞伎座の顔見世、ちょっと微妙ですよね。
仁左衛門は見てみたいけど。
今回は国立劇場のほうが心惹かれます。
でも、今月は先立つものが無くて・・・
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